良い楽器と悪い楽器の違い【前編】
一般的に「良い」「悪い」とは主観的な感覚であり、基準となる絶対的な数値がありません。「金額」を引き合いに出して「値段が高ければ高いほど良い楽器である」と定義される方もいらっしゃいますが、これはあくまで目安であり、絶対的な …
一般的に「良い」「悪い」とは主観的な感覚であり、基準となる絶対的な数値がありません。「金額」を引き合いに出して「値段が高ければ高いほど良い楽器である」と定義される方もいらっしゃいますが、これはあくまで目安であり、絶対的な …
ドラマーがギターを弾くと、音価の短いパーカッシブな演奏になりがちです。そもそも左手の押し弦が甘いのが原因ですが、普段から演奏しているドラムが「点(短い音)で発音する楽器」であるため、線(長い音)を意識しづらいのでしょう。 …
このブログを書いている2022年1月時点では、いわゆる「まん防」が大阪に発令されています。予定では2月20日までとのことですが、なんやかんや延長になっているのではないでしょうか。 今のところ第2回TDL発表会は、予定通り …
どちらもドラム演奏に用いられるシンバルです。形状が似ているため、ドラムを始めたての方や非ドラマーのミュージシャンにとっては違いがよくわからない楽器かもしれません。「クラッシュは『じゃーん』、ライドは『ちんちき』みたいな音 …
音楽仲間と話していると、「〇〇は自分のやりたい音楽とは違う」みたいなことを言うミュージシャンがいます。「〇〇」の中には特定のジャンルやアーティスト、あるいはシチュエーションが入り、「レッスンで扱っている曲は自分のやりたい …
以前、メタルバンドSlipknot(スリップノット)の元ドラマーであるジョーイ・ジョーディソンが、音楽雑誌のインタビューで「ジャズに強い影響を受けた」という旨を語っていました。メタル音楽史の歴史を変えたドラマーがジャズの …
ドラマーのトニー・ウィリアムスがクリニックで、「ドラムの演奏には技術力、表現力、創造力が必要」と言っていました。「表現」は、「心に思うこと、感じていることを音などの形によって表面化させたもの」という意味です(参考『表現力 …
学生時代、知り合いに「なんのためにドラムをやっているの?」と訊かれたことがあります。僕は「ドラムを仕事にするため」、つまり、「プロのミュージシャンになりたいから」という旨の返答をしましたが、「本当にプロになれると思ってい …
バンドブームが過ぎ去って、ドラマーの活躍する場は様変わりしてきました。以前は懐疑的だった人も、コロナ禍をきっかけにYouTubeへ進出してきたように思えます。「好きなことで生きていく」のフレーズのように、YouTubeの …
今年もなんやかんやコロナが猛威をふるった年でしたが、このブログを書いている11月現在は、コロナの感染者数がなぜか激減し、いろんな規制が緩和され始めたところです。原因不明なのが不安の残るところですが、このまま緩やかに沈静化 …
ドラマーにとって近しい存在であり、「相棒」とも呼べる楽器がスネアです。ドラマーの個性が表れる楽器であり、いろいろとカスタマイズできる要素が多分にあります。 まずは、スネアでカスタマイズできるポイントを挙げてみましょう。 …
学生の生徒様で、「歴史の中でも明治維新が苦手」とおっしゃる方がいました。理由を訊くと「登場人物が多過ぎて覚えられない」とのことです。同じ理由で明治維新(というか歴史全般)を嫌う友人も「名前を覚えることに何の意味があるのか …
守破離(しゅはり)は、茶道や武道などにおける弟子訓練の一種です。師の教えに聞き従う「守」、身についた教えに自分なりの工夫を施す「破」、新しい型を生み出す「離」の3つの段階を踏むことで弟子の成長と自立を促す、日本古来より伝 …
ある大手のドラムメーカーが、「プロのドラマーに聞いてみたいことはなんですか?」といった旨の投稿をSNSでしていました。どんな質問が集まるか気になったのでコメント欄を見てみると、半分くらいが「どんなスネアが好きですか?」と …
以前、ジャズ・セッションのホストをした際、参加してくださった複数のドラマーに僕のシンバルを叩いてもらいました。普段は自分しか叩いていないシンバルを客観的に聞ける良い機会だったのですが、ドラマーによって驚くほど音色が変わっ …