ドラムを始めたばかりの初心者ドラマーのもとに天使がやってきて「これをあげるから励めよ」と、1万円を置いていきました。しっかりと資金洗浄された紙幣なので、使っても罪に問われることはありません。
ギタリストやベーシストであれば自分の楽器や備品を揃えるだけで1万円くらいかかってしまいますが、ドラマーは自分の楽器を手に入れる必要がありません。ドラムを叩くためのスティックですら借りられるので、実質0円でドラムを始められます。そんなドラマーが効率よく上達するためには、この1万円をどう使えば良いでしょうか。
○自宅練習の環境を整える
前述の通り、ドラムを叩くために必要な道具はスタジオに備えられていますが、限られた場所で練習していても上達は見込めません。どんな場所（主に自宅）でも練習ができるよう、まずは自宅練習の三種の神器、スティック、メトロノーム、練習台を揃えましょう。
このうち、メトロノームはパソコンやスマホで無料のアプリケーションがありますし、練習台も雑誌や古着などのありものを流用できます。スティックの値段はピンからキリまでありますが、あまりに安い物は品質が悪く、長持ちしないため、ほどほどの価格（1ペア1,000円くらい）で平均的なモデルを選びましょう。
10,000円-スティック代1,000円＝残り9,000円
○何をすべきか知る
自宅練習の環境を整えたとて、具体的にどういった練習をすれば上達するのでしょうか。人によって実力も才能も成長スピードもさまざまです。自分にとって何が最適か、自覚がある人ならば問題はありませんが、大多数の人は「どうすれば良いかわからない」と悩んでいることでしょう。そこで、自分にとっての最適を知るために、プロのドラム・レッスンを受けましょう。
「ドラム・レッスンなんて高すぎる！」と思われるかもしれませんが、ティモ・ドラム・レッスンは無料体験レッスンをしているので、0円で受講できます。体験レッスン時に「天使から1万円をもらいまして……」とおっしゃっていただければ講師も察しますので、スムーズにレッスンが進められます。ついでに、1,000本以上のレッスン動画を取り揃えた櫻井ティモのYouTubeチャンネルを登録しておきましょう。「無料は心苦しい」という方は、高評価ボタンを押せば良心の呵責に苛まれることもありません。
9,000円-ティモ・ドラム・レッスン無料体験レッスン0円-櫻井ティモYouTubeチャンネル登録0円＝9,000円
○練習、練習、練習！
やるべきことがわかったら、あとはひたすら練習です。ドラムの個人練習であれば、1時間500円くらいでレンタルできます。週に4、5時間は入るようにしましょう。1日にがっつり詰め込むより、短い時間でも毎日楽器に触る方がおすすめです。残りの金額9,000円をすべて注ぎ込めば18時間分の練習が可能ですが、ここでは10時間分（2週間分）としておきます。
9,000円-（個人練習500円×週5時間×2週）＝4,000円
○披露、刺激、縁
いくら練習して上手くなっても、いわゆる「本番」の経験がなければ実力とは呼べません。そこで、残りの4,000円を使ってライブやセッションに参加しましょう。「人前で演奏する度胸はない」という場合は、ただ聞きに行くだけでも良い刺激となるでしょう。いずれも1回2,000円ほどで参加できます。また、そこで出会った人との縁が、活躍の場を広げることにも繋がります。
4,000円-（ライブ、セッション代2,000円×2週）=0円
○総評
結構まじめに考えたのですが、振り返ってみるとだいぶ偏った使い方な気がしてきました。「自分ならこうする！」という使い方があれば、ぜひコメントを残していってくださいませー。
