吹奏楽部と軽音部の違い

どちらも音楽系の文化部で、学校内でドラムを叩ける部活動です。僕はどちらも所属したことがありませんが、生徒様の話を聞く限り、以下の特徴がみられます。

〇吹奏楽部

小学生から高校生まで
管楽器を含む大所帯のバンド編成(ビッグバンド)
クラシックや吹奏楽用にアレンジされた楽曲中心
楽譜を見て演奏する

〇軽音部

主に高校生から大学生
ボーカルを含む少人数のバンド編成(コンボ)
ポピュラー音楽中心
耳コピで演奏する

以前「吹奏楽部と軽音部、どちらが良いですか?」と相談を受けたことがあるので、僕が考える、それぞれのメリット、デメリットを解説してみたいと思います。



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〇吹奏楽部の場合

なんと言っても楽典の知識を得られます。楽典は、音楽を演奏する上で必須のものではありませんが、演奏の幅を広げたり、深めたりするには必要な技術です。また、大人数で演奏する環境は貴重ですので、若いうちに経験値を積んでおくのも良いでしょう。ただし、入部したばかりの頃は基礎練習ばかりでドラムを叩かせてもらえず、叩かせてもらえたとしてもパート練習の時だけ、といったケースが多いようです。楽曲も、好きな曲を演奏するのはまれですので、モチベーションに左右される人は続きにくいかもしれません。

〇軽音部の場合

部活動中は全員で音を合わせることが多くなるため、「人と合わせる経験」が得られます。楽曲も聞き馴染みのある選曲がほとんどですので、「演奏する楽しさ」を感じやすいのが特徴です。演奏は「聞いて覚える」が中心で、ミュージシャンにとって最も重要な「耳」を鍛えられるでしょう。しかし、楽器演奏を0からスタートする人にとってはハードルが高いかもしれません。また、ハードルを乗り越えた後は楽しいのですが、「楽しいだけ」で終わらないよう注意が必要です。

結局どちらが良いのかと言えば、「どちらも経験しておくに越したことはない」となります。強いて言うなら、モチベーションに左右されにくい人は吹奏楽部、経験者や器用な人は軽音部を選択すると良いかもしれません。「モチベーションに左右されやすい不器用な人(未経験者)」や「モチベーションに左右されやすいけど学校に吹奏楽部しかない人」のように、選択の余地がないケースもありますが、苦しい思いをするのは遅かれ早かれ一緒ですので、腹をくくりましょう

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