自宅でできるドラム練習法

生徒様から「どうやって自宅でドラムを練習すれば良いのか」という質問を受けることがあります。ドラム・セットは高価ですし、演奏時に激しい音量、振動を伴うため、家に置いて練習するのが困難な楽器です。そのため、自宅ではドラム・セット抜きで練習しなければなりません。「楽器がないのに練習できるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。実はその通りで、ドラム・セットを叩かない限りドラムは上達しません

そうは言っても自宅で何もできないわけではありません。家で剣道の試合はできませんが、竹刀を振って基礎体力を上げたり、足さばきを訓練したりすることができるように、ドラムを叩くのに必要な「スティックを振る」「フォームを整える」といった練習は可能です。こういった練習をする際は、ドラム・セットで演奏している自分を想定するようにしましょう。この場合の「想定」は、「俺は世界一のドラマーだ」といった抽象的なものではなく、「スネアは練習台よりも大きいので、もう少し身体から離してセッティングしよう」といった具体的なものであると、実際にドラムを演奏する時とのギャップが埋まりやすくなります



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ドラム・セットでの演奏を想定した練習の中で、特に重要なのは「曲を覚える」ということです。スティックを振る、フォームを整えるなどの練習はドラム・セットで演奏しながらでも訓練しやすいのですが、ドラムを叩きながら曲を覚えるのは難しいのです。1日1回で良いので、曲の最初から最後まで集中して耳を傾けてみましょう。1週間もすれば、自然と頭の中で音楽が鳴らせるようになります。スタジオで録音した、自分の演奏を冷静に聞き返すのも最適です。原曲と自分の演奏を聞き比べ、あらかじめ改善点を明らかにしておきましょう。再びスタジオに入った時、課題が浮き彫りなっているので、効率良くドラムの練習ができるはずです。

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