中二病

もともとは、「思春期にありがちな、思い返すと恥ずかしい過去」を揶揄する言葉でした。現在は、キャラクター化が進み、一種の個性になりつつあります。特徴を挙げると、まず見えないものが見えます。というか、視えます。たびたび右手がうずくようになり、本当に正体不明の組織に追われることになります。「ヤ・ニ・マグー・ガヴァリーチ・パ・ルースキ!」と謎の呪文を口走り、暗闇や単独行動を好むようになります。ちなみに、ヤ・ニ・マグー・ガヴァリーチ・パ・ルースキは「ロシア語が話せません」という意味のロシア語です。

今思えば、僕も小学生のころは中二病だったかもしれません。ちょっと肌寒い日に「絶対零度!(魔法名)」と叫んでいたことがありました。あと、当時熱中していた某悪魔召喚ゲームの影響で、卒業文集の「将来の夢」の欄に「サマナー(召喚士)」と書いたくらいです。それから、国語の授業で「人類60億の中で自分は独り」みたいなポエムを書いていた気がします。服装も真っ黒でした。包帯は巻いてなかったものの、前髪だけ伸ばして目元を隠していました

中学2年生のころはどうだったかというと、いつも遊んでいたゲームハードが壊れてしまい、買い直すのももったいないので、「これをきっかけにお金のかからない趣味に修正しよう」と、音楽にのめりこんでいった時期です。初めは合唱、次にギターと、聞くだけじゃなく、演奏する側に興味を持ち始めたのも、中二のころでした。そういう意味では、今でも僕は中二病患者と言えます。



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仮に、中二の時にゲームハードが壊れていなかったら、今ごろ手から炎が出るくらいにはなっていたかもしれません。あ、でも、お風呂で湯船につかる時、揺れる水面に手を当てて「静まれ……っ!」みたいなことは今でもします。

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