身体を鍛え続けたドラマーの末路

コロナ禍以降、筋トレにボクシングと身体を鍛え続け、10代のころにできなかったスピード&パワープレイを目指して練習に励んだ結果、身体を壊しました。ぎっくり腰と腱鞘炎です。メタル音楽の「ジェント (Djent) 」というサブジャンルが好きで、「生きている間に演奏できるようになりたいなあ」と思っていたのですが、聞けば聞くほど「早よ演奏できるようになりたい」という焦りを生み、無理をした結果です。

この場合の「無理」とは、年齢的な衰えではありません。当然ながら10代のころよりも年は取っていますが、まったく運動をしていなかった10代のころよりも筋肉量も運動量もはるかに上回っています。ドラムの技術面も同様で、上達の一途を辿っているはずです。

身体的にも技術的にも成長しているのに、どうしてぎっくり腰や腱鞘炎といった初歩的なけがを招いてしまったのでしょうか。原因の1つは、「長時間の練習」です。より正確に言うと、「長時間の間違った練習」です。スピード&パワープレイのために、これまでやってこなかった新しい技術の習得が必要で、経験から「こうすれば良いかな」という当てはつけるのですが、その当てが外れてしまいました。いくら技術を積んでいようと、新しいことを始める時は初心者のような慎重さが必要です



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もう1つの原因は、「負担のかけ過ぎ」です。普段、両手両足に2キロずつリスト・ウェイトをつけて過ごしていて、その格好のまま前述の間違った練習をしたせいで、余計に身体への負担がかかってしまったのでしょう。しかも、家ではバランスボールに座っていて、そのままツインペダルの練習もしています。いくら身体を鍛えているからといっても、やり過ぎな気がします。

「無理をした結果」というより、「馬鹿をした結果」と言えるかもしれません。

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