ドラム機材で無人島に1つだけ持っていくとしたら

SNSで「ドラム機材で無人島に1つだけ持っていくとしたら」といった旨の投稿を目にしました。この手の設問は前提条件が非常に曖昧で、まず、どうして無人島にいるのか明らかにされていません。期間も目的も不明ですし、運搬方法も知らされていないため、状況によっては「持っていかない」がベストアンサーになる可能性だってあります。よって、この命題はリアルに基づいているのではなく、「過酷な環境においても側に置いておきたいほど愛着がある」という愛情表現の一種である場合がほとんどです。実際、SNSのリプライを見ると、愛用の楽器を紹介している方が多くいらっしゃいました。

中には、バスドラムやフロアタムを挙げて「水を溜めておく」というリアル寄りの回答をしている方もいらっしゃいました。その無人島に川などの水源がらあるとも限りませんし、雨水が集まるほどの気候かどうかも怪しいところです。そもそも、楽器本体よりも楽器ケースの方が貯水性があるでしょう。「燃やす(たき火の材料にする)」という案もあって、これは一理あるかな、と思いましたが、火種にはなりにくいでしょう。仮に火種が他にあるなら、金属シェルの中に火を焚べる方が実用的かもしれません(環境には悪いですけれど)。



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シンバル類を「刃物の代用として使う」という方もいましたが、シンバルの主成分である真鍮(ブラス)よりも、スタンド類に使われる(スチール)の方が剛性が高いため、刃物には向いている気がします。もっとも、シンバルにせよスタンドにせよ、加工するまでが大変です。なんとかして「刃物はドラム機材だ」と言いくるめる方が楽でしょう。「フロント・ヘッド・ホールを作るために必要なんです!」みたいに。

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