トラウマ

過去に受けた心的外傷のことで、本来は「日常生活を脅かす重大なストレス障害」という医療専門用語でしたが、現在は一般化して「嫌な思い出」程度の心的外傷にも用いられます。

以前、ブログにしたことがありますが、僕には「BPM196」というトラウマがあります(参考『JUDY AND MARYのトラウマ』)。曲をコピーする際、メトロノームを使ってテンポ良くを確認するのですが、「196」という数字を見るだけで筋肉が硬直します。こないスーパーへ買い物に行ったら、パッケージに「-196℃」と書かれたお酒が大量にあって発狂しそうになりました。メーカーいわく「果実を瞬間凍結させる温度(-196℃)を表現したい」とのことですが、見た人を凍結させるとはいかがなものでしょうか

トラウマへの対処として、「あえてトラウマに触れて慣れさせる」という方法が挙がることがあります。「1本ずつそばをすすればアレルギーは治る」みたいな理屈でひやひやしますが、「嫌な思い出」程度のトラウマなら効果があるのでしょうか。僕も過去の傷と向き合って、これからはストロングゼロをキメてからドラムを叩くようにします。



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ちょっとだけ真面目な話をすると、トラウマは至極どうでもいいものだと思います。過去の傷はどうあれ、大切なのは「今から何をするか」ではないでしょうか。トラウマがあろうとなかろうと、テンポの速い曲を演奏しなければスキルは磨かれません。それを良しとするか否か決めるのは、トラウマでも過去の自分でもありません。痛みをこらえた血の滲んだ演奏、大変結構ではありませんか? 手に豆を作る演奏よりずっと美しく思えます。

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