ゲームは脳に良い影響を与えるのか

ゲームが脳にどのような影響をもたらすか」について語っている動画がありました。この手の話題は「ゲームは悪影響を及ぼす」というゲーム否定派の意見が中心になりがちですが、僕が見たのは「ゲームをするとこのような利点がある」というゲーム肯定派のプレゼンテーションでした。

その中でも気になったのは「ゲームは集中力を生む」という内容でした。霧がかって見通しが悪い場所でも、FPS(1人称視点のシューティング・ゲーム)を経験している人は集中して運転できる、というようなことを言っていました。また、危険予知能力にも優れているため事故率も低い、というデータもあるそうです。

たしかに、集中力は養われるかもしれません。僕は人並みに集中力があると思っていますが、これは幼少からずっとゲームばかりしてきたせいかもしれません。車の運転に集中力が必要なのは言わずもがなでしょう。今夜の献立を考えながら散漫に運転していては、事故になる確率が高くなります。



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ところが、僕は車の運転がド下手です(参考『右折ウィンカーを出しつつ左折』)。FPSもレースゲームも経験していますが、いざハンドルを握ると「うっかり」が多いのです。理由は明白で、集中力だけで車は運転できないからです。それに、ゲームで培われた集中力はゲームでしか役に立ちません。車の運転で集中力を高めるには、車を運転する以外にないのです。

同じことが演奏にも言えます。ゲームの集中力は演奏のそれとは別物です。また、練習と本番も違います。練習でいくら集中できたとしても、本番で集中できるとは限りません。本番の集中力は、本番で鍛える以外にありません

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