続・自作自演自己評価

こないだライブをした時に演奏の様子を録画してらっしゃった方がいて、久しぶりに自分の演奏を客観的に見ることができました。専門学校時代以来、およそ5年ぶりです。普段からレッスンで使っている楽曲を叩いている様子を録音、録画しているので、そこまでギャップはないだろうと思っていたのですが、いろいろと衝撃的でした。前回(参考『自作自演自己評価』)見返した高校卒業時の自分とも重ねつつ、考察していきます。

まず、手数(音数)が高校卒業時の100倍くらいに増えていました。というのも、アホかと思うほどシングル・ストロークしか使っていなかったのが、アホかと思うほどクローズド・ロールを多用していたのです。高校卒業時の櫻井が見たら「無駄が多い」みたいな突っ込みを入れるでしょう。「同じテクニックを繰り返すことで安定を図る」というコンセプト(?)に変化が見られなかったことも残念でなりません。

ただ、自分の演奏なのに「どうやって叩いているんだろう」と不思議に思った瞬間が何度かありました。ジャズ系の楽曲だったこともあり、周りの音に反応して即興で演奏していますし、ドラム・ソロでやるような派手な技が多いのです。「自分だったらこんなに速く叩けないなあ」と感心した直後、「あ、これ俺か」と我に返るのです。「こんなことやっていたっけ」と疑問に思うフレーズもありました。演奏中は別人格になっているのかもしれません。



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高校を卒業して約10年、一番の変化は「力を抜けるようになったこと」だと思います。当時の僕はステージに命を懸けていて、その緊張が悪い意味で身体を強張らせ、音を固くさせたり、フレーズをぎこちなくさせていたりしていました。今でも緊張はしますし、命を懸けるほど真剣ですけれど、「もうどうにもならねえや」という諦めが強くなっています。それが良い方に働いて、しなやかな音になったり、フレーズの自由度を上げたりしているのかもしれません。高校卒業時の僕なら「そんな甘ったれた考え方じゃ向上しない」と叱ってくるでしょう。おっしゃる通りです

あと、見た目の変化として、一回りくらい痩せていました。当時は1食に3合近い白米を食べていましたが、現在は1合も食べていません。大体30~40%くらいの食事量になったわけです。エコな体質になったものです。やはり、「食べなければ痩せる」は真です(参考『絶対に痩せる方法』)。

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