TAMAのドラム【ドラムメーカーあれこれ】

有名ドラムメーカーの特徴を僕の所感で紹介いたします。第2回は『TAMA』(以下、タマ)です。

タマは、星野楽器という愛知県の会社が展開するドラム、パーカッションのブランドです。星野楽器は『アイバニーズ』というギターのブランドも展開しており、タマと共に世界中で人気があり、日本を代表する楽器メーカーの1つです。

○音の特徴

タマのドラム・シェルは薄く、固めに成型される傾向にあります。音色は比較的ダークですが、硬質でアタックが前に出るので、どちらかと言えば派手で暴れる音、という印象を受けます。低域が出るのに抜けが良いので、ハードロック、メタルなど、大音量のアンサブルで活躍しているドラマーから支持を得ている一方、落ち着いた音色が出るためか、いわゆる「歌ものバンド」にも人気です。



★オススメ ライブ




○画期的なアイディアを実現するメーカー

古今東西さまざまなドラムメーカーがありますが、タマほど独創的で大胆なセンスを次々と売り出している会社はないでしょう。打面側からボトム側のチューニングを可能にした『オムニチューン』や、ハイハット・ペダルの開き具合を調節するペダル『コブラクラッチ』、ドラム・ヘッドの張り具合を数値化する『テンションウォッチ』など、唯一無二のアイデアを形にしています。今ではすっかり定番となった、シンバルのブーム・スタンドを初めて製品化したのがタマ、という話も聞いたことがあります。

○豊富なスティック

タマのスティックは種類が豊富で、太さ、チップの形状、材質、長さをかなり細かく選択できます。ドラマーなら誰もが一度はお世話になったのではないでしょうか。僕も、スペックによる音の違いを知るために、材質やチップの形状別にタマのスティックを買い揃えたことがあります。スティック・ケースも安価で品質が良く、機能性にも優れており、さらにデザインまで良いという文句のつけようがない逸品揃いです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール