男女間の友情

僕が心から尊敬してやまない、愛すべき親友の1人が、結婚するようです。「ようです」と推定になっているのは、当人が「結婚します」といった明瞭な発言をしていないためです。性格が蜃気楼みたいに屈折している友人なので、ひょっとしたらブラフかもしれません。疑ってもキリがないので、ここでは素直に騙されておくことにします。結婚、おめでとう

以前『親友たちの共通点』という記事で挙げた、8人の親友たちの中の1人で、最も付き合いの長い女性の友人です。彼女がいかに素晴らしい人で、僕がどれだけ彼女から強い影響を受けたか、文字にすればたぶん1冊の本ができるくらい書くことができるのですが、ここでは「男女間の友情」というテーマに絞って進めていこうと思います。

よく「男女間の友情は成り立たない」といった意見を耳にします。その理由として多く挙げられるのが、「友情よりも恋愛感情が勝ってしまうため」というもの。これは確かに重要なポイントです。やはり異性を強く意識してしまうと、友情だけの関係は難しくなります。彼女は女性としての魅力がなかった、というわけではないのですが、僕は彼女に対して恋愛感情を抱かなかったですし、「あなたとは恋仲になりませんよ」という雰囲気を出していたり、実際そのようなことを口にしていたりしたと思います。「恋仲でなくとも友情は持てる」という、ある種の信頼を築けるかどうかが鍵なのです。男女共に曖昧なく、きっぱりとした態度を取るべきでしょう。

また、「相手が異性であることを認めること」も大切です。いくら友情関係だからといっても、限度というものがあります。たとえば、「仕事帰りにしこたま飲んで、終電がなくなったからカラオケで一晩を明かす」といった行動は、同性同士なら問題はありませんが、相手が異性ならば、たとえ友情関係であっても問題がある、と考えた方が良いでしょう。目安としては、「相手の彼氏(彼女)が知ったら悲しむ(怒る)だろうな」と予測できる行動は避けるべきです。相手に彼氏(彼女)がいない場合は空想彼氏(空想彼女)で構いません。これが予測できない人は、男女間の友情もちろん、恋愛関係も諦めた方が良いでしょう。



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そして、これは男女間に限った話ではありませんが、「互いに影響し合える関係か」というのが友情を長続きさせる秘訣だと思います。どちらかと言えば僕は影響されやすいタイプなので、「どうやったら相手に影響を与えることができるかな」と、いつも切磋琢磨している。ただ、最近「影響とは、与えようと思って与えられるものではない」ということに気がつきました。難しく、何よりやりがいのあるポイントなのではないでしょうか。

さいごに。あらためて、結婚おめでとう。いつもたくさんの影響を、ありがとう。君との友情は、何にも変えられない最高の宝物のひとつです。神様の祝福が、いつまでもいつまでも、君たちにありますように。

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