最初にコピーすべき曲

最初は自分の好きな曲をコピーすれば良いでしょう。好きなものばかりコピーしても偏ってしまいますが、何もしないよりは上達します。楽器に触れる時間を増やすために、モチベーションを保つわけです(参考『好きなミュージシャンを追いかけるな』)。

しかし、中には「好きな曲がない」とか「好きとか嫌いとかどうでも良い」という人もいるでしょう。その場合は周りの需要に応えられる曲をコピーしてみましょう。たとえば、メタル・ミュージシャンばかりが集まっている軽音部では、メタル音楽を演奏する機会が多くなります。メタル音楽の楽曲を演奏できればこの需要を満たせる、つまり、演奏する機会に恵まれ上達する、というわけです。

この場合の「周り」は過半数とは限りません。どちらかと言えば「自分にとって身近な人」に影響します。バンドでなくても「親が喜びそうな曲」とか「好きな人に聞いて欲しい曲」みたいに、聴衆を相手にしても良いでしょう。友人、知り合い、地域という風に、応える需要を拡大していけば、いずれビジネスに繋がります。「需要を見抜く訓練」にもなるでしょう。



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難しいのは、「好きな曲もないし、需要を満たすべき相手もいない」という人です。「そんな人いないだろう」と思いきや、これが思いのほか多いのです(参考『音楽講師業を始めて予想外だったこと』)。こういった場合は疲れる曲をコピーしてみましょう。疲れる曲とは「テンポの速い曲」「音数が多い曲」など、身体的負担になる曲のことです。ひとまず身体を動かして体力をつける(正確には脱力を覚える)のを目標にするわけです。しかし、独学では変な癖がついたり、最悪怪我したりする可能性もあります。スポーツ選手のサポーターのような存在が必要になるでしょう。たとえば、音楽講師とかどうでしょうか。

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