日本の偉大なドラマー

ドラムマガジンが創刊40周年を記念して、日本の偉大なドラマーを40人選出するそうです。ここ数年、ベテラン・ドラマーの訃報が相次いだので、彼らへの弔いもあるのではないでしょうか。

単純に知名度と功績(具体的には売上)だけ見れば松本隆ほど偉大なドラマーはいないでしょう。日本中のドラマーをかき集めても、松本隆の稼いでいる額に届かないのではないでしょうか。強いて言えば、ドラマーよりも作詞家としての功績が大きいので、人によっては「腑に落ちない」と感じるかもしれません。たしかに、ドラマーとしてのキャリアが少しでもあれば良しとするならば、日本一有名なドラマーは石原裕次郎になるでしょう。

ドラマーとしても一流で、かつ知名度もある人物となると、つのだ☆ひろでしょうか。『メリー・ジェーン』のヒットで知られる氏ですが、ドゥービー・ブラザーズとの共演や自身のドラム・スクールを経営など、ドラマーとしてのキャリアは十分です。ただ、これも難点を挙げるなら、『メリー・ジェーン』のリリースは1971年と半世紀も昔なので、今となっては知らない人の方が多いかもしれません。



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今なお周知され、人気を集めているドラマーとなると、やっぱりYOSHIKIでしょうか。言わずと知れたX JAPANのドラマーかつ作曲者で、最近もバラエティ番組に頻出しているイメージがあります。X JAPAN自体はもう何十年も前のバンドですが、『太鼓の達人』などで楽曲を耳にすることが多いのか、YOSHIKIに憧れる小学生のドラマーというのも珍しくありません。「偉大か?」と首を傾げる方もいらっしゃるかもしれませんが、ドラムという日の目を見ない楽器にスポットを当てたカリスマ性は歴史になるのでは、と感じます。

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