ドラマーの髪形

しばしば、「ドラマーは坊主頭が多い」と言われます。もう少しおしゃれな言い方はないものかと調べてみたのですが、おしゃれな坊主頭は「おしゃれ坊主」と言うそうで、まるでひねりがありません。そもそも、坊主頭の「坊主」は僧侶のことです。僧侶の髪形は剃髪されたもの、つまり、毛髪を刃物で削いだものですので、世間一般に言う「坊主頭」とはレベルが違います。俗に言う「スキンヘッド」がこれにあたります。少しでも髪の毛が残っているならば、坊主頭よりも「スポーツ刈り」の方が適当な気がします。

たしかに、ドラマーでスポーツ刈りにしている人は、他の楽器パートに比べ目につきます。これは、ドラムの演奏に運動の要素が含まれているからでしょう。「他の楽器に比べ四肢をよく動すので運動量が多い」というもありますが、「リズム楽器そのものが運動の要素を多分に含んでいる」という理由が挙げられます(参考『リズムだけで音楽は成立するのか』)。運動量だけを見ればボーカリストもかなりのものですが、フロントで「見せるパフォーマンス」を任される立場上、スポーツ刈りでは見た目に難があるのかもしれません。

スキンヘッドにしているドラマーも珍しくありません。僧侶が多いのでしょうか。普段から木魚を叩いているわけですから、しゅもくをドラム・スティックに持ち変えても遜色はないのかもしれません。そういえば以前、友人に「木魚って楽器なの?」と訊ねられたことがあります。僕はクリスチャンですが、他宗教についてあまり学がありません。「お経を唱えていると眠くなるから、手を動かして起きているアピールをしているのでは」と答えておきました(ディスっているわけではありません。悪しからず)。



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ちなみに僕は「楽だから」という理由でロングヘアにしていたのですが(参考『ロングヘアの楽しみ方』)、もっぱら最近は「2ブロック」という髪形にしています。理由は、「ロングヘアよりもさらに楽な髪形だから」です。

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