アジアの歌姫

以前、ミュージシャン仲間と「テレサ・テンは歌が上手い」という話になりました。あまり詳しくないのでビジュアルも代表曲も思い浮かべずにいましたが、なんとなく「昔、日本で活躍したアジア系の女性歌手」という情報は思い出せました。アジアの歌姫といえば、ひらひらした衣装の人がおったなあ、と連想し、「♪女は海~ の人でしたっけ?」と訊ねると「それはジュディ・オング」と返されました。

「テレサ」はおそらくヨーロッパ系の名前ですし、「ジュディ」は英語圏ではポピュラーな女性名です。中国では「英語名+中国名」にしている人が多く、ファミリー・ネームの「テン」や「オング」の響きから考えても、たぶん、中国人の歌手なのは間違いないだろう、と思っていました(実際はどちらも台湾出身)。自分の頭の中にある、中国系アーティストのフォルダをひっくり返しますが、次に出てきたのが「『Eyes on Me』の人」で、さすがにこれは「フェイ・ウォン」という名前と顔がすぐに出てきます。

やっとこさ出てきたのが「『ラブ・イズ・オーヴァー』の人」で、これは間違いないだろう、と思って訊ねたら「それはオーヤン・フィーフィー」と返されました。オーヤン・フィーフィーもテレサ・テンと同じく台湾出身のアーティストなので、ほとんど正解にこすっていると言えるでしょう。ちなみに、ずっと「オーシャン・フィーフィー」だと思っていました。「女は海(Ocean)」にだいぶ引っ張られていることがうかがえます。というか、「女は海」ってどういう意味でしょう? 「川へ洗濯に」みたいな示唆でしょうか?



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頭の中のフォルダ、最後に出てきたのは画像ファイルで、「なんか、花が咲いている丘、みたいな曲を歌っている人」とまで思い出せたのですが、あいにくメロディまでは思い出せず、結局、確認が取れないまま話題が変わってしまいました。「まあ、たぶんこれ(画像ファイル)がテレサ・テンだろう」と一人で納得したのですが、帰りに『ひなげしの花』という曲名を思い出し、検索したところ、これはアグネス・チャンであることが判明しました。

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