某有名少年漫画の主人公が「私は海賊王になります」と宣言してからすでに20年以上経っています。フィクションの話なので、物語内ではそこまで時間は経っていないのかもしれません。900話くらい連載しているそうなので、1話につき1日経過と考えるとだいたい2年半です。社会人だったら転職を考える時期ですね。今後は「海賊王を目指した男が一流企業の会長に成り上がる!」みたいな展開になるかもしれません。
もし主人公がこのまま海賊王を目指した場合、目標を達成するのはいつになるでしょう。そのためにはまず、「何をどうしたら海賊王になるのか」を定義しなければなりません。どこかに「海賊王国」みたいなものがあって、そこの王政を取り仕切れば「海賊王」と呼べますが、ジャンプからモーニングに移籍しない限り、そういう展開にはならないでしょう。
「海賊」とは、武力によって物品を強奪する、海上の武装集団です。作中でも「賞金首」という単語が使われているため、犯罪者であることは間違いありません。しかし、多くの海賊が登場していることから察するに、この作品の中における海賊とは、「限りなく非合法なことをしている一般職」なのでしょう。
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職業の一種であれば、他の誰にも引けを取らない、高いスキルと経歴の持ち主のことを「王」と呼称することがあります。その分野におけるマエストロ、師範代のような存在です。たとえば剣道の最高段位である8段を取るためには、どんなに早くても46年かかります。物語内であと43年半の時間が経過するためには、348年連載しなければなりません。350年前となると、日本では水戸黄門の時代です。歌舞伎のように「尾田栄一郎(18代目)」と襲名すれば可能かもしれません。