運動習慣がもたらす音楽への影響

昨年から運動する習慣がついています。もともと運動するタイプではありませんし、「運動して怪我でもしたら演奏の仕事に差し支える」という理由でこれまで忌避してきたのですが、コロナの影響で演奏する機会も減り、「まあ今だったら怪我してもええか」といった軽い気持ちで始めたのがきっかけでした。腕立て伏せや腹筋などの自室でできる簡単な筋力トレーニングと、2キロのランニングという比較的軽いメニューですが、ほぼ毎日続いています。



〇習慣化して変わったこと

始めた当初は筋肉痛に悩まされていたのも今ではすっかり改善し、危惧していた怪我なども今のところしていません。YouTubeで検索すれば正しいフォームややり方も紹介されていますし、良い時代になったと痛感しています。筋肉がついたのか持っている服がパツパツし、「俺むっちゃムキムキやん」感があって個人的には嬉しいのですが、友人からは「気持ち悪いから服を買え」とたいそう不評です。

〇演奏は上手くなったのか?

もともとドラムの演奏には筋力をあまり必要としないため、筋肉がついたことで大きな影響を及ぼした、ということはありません。「筋肉がつけば重さが増すからサウンドが変化するのでは」という期待もあったのですが変化はなく、まだまだ時間がかかりそうです。運動と並行してドラムの基礎練習(スティックワーク)もしているのですが、こちらの影響は劇的で、学生時代の倍の速さで手が動きます。やはり、楽器が上手くなるには楽器に触れるのが一番です。



〇運動習慣の影響

では、運動習慣の影響は全くないかといえばそうでもなく、僕の場合、精神的にタフになった、と感じることがあります。たとえば、ドラムで速い連打を練習している際、ちょっと腕が疲れると「しんどい」と思い、「怪我するとまずい」と難癖をつけて途中でやめていたのですが、「もうちょっといける」と限界近くまで挑むようになった気がします。いわゆる「諦め癖」が軽減したわけです。これにより楽器に触れる時間が増し、結果として演奏能力が向上した、と言えるでしょう。

昔から「絶対に運動するものか」と思っていたのですが、今は運動があまり苦になりません。むしろ、「もう少し疲れたいな」とすら思うことがあります。人間の生物的な本能が「そろそろ運動せなあかんで」と警鐘を鳴らしているのかもしれません。これは、まぎれもなく「老化」です。



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