活字が読めるようになる3つの方法

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若者の活字離れが進んでいるらしい。今に始まったことではないし、若者に限った話ではないと思う。ただ、昔に比べると娯楽が増えたので、「本を読むより楽しいことがある」という人が増えたのは至極当然である。本が他の娯楽に比べて優れているのは「場所を選ばない(携帯性)」「繰り返し楽しめる(再現性)」「自分のペースで話を進められる(柔軟性)」だったけれど、今はゲームも映画もドラマ番組もスマートフォンで楽しめる。

しかし、「読めるけど読まない」と「読めない」には能力差がある。「できない」より「できる」の方が優れているのは明白であるし、「活字を読まなくてはならないシチュエーション」は学生時代だけでなく、社会に出てからもわりとよくあることだ。そこで今回は、「活字慣れしていない人が活字に慣れるための方法」を3つ紹介する。

〇好きな作家を見つける

まず本屋や図書館へ行って本棚を眺め、聞いたことのある名前の作家の本(できれば著名な作品)を手に取る。最初の数ページを読み、惹きつけられるものを感じたら、同じ作家の別の本を手に取る。面白くないと感じたら、別の作家の本で試してみる。これを繰り返していけば、おのずと好きな作家が見つかる。

櫻井が初めて好きになった作家はミステリー作家で、初めて読んだ作品の1ページ目はいまだに覚えている。それくらい衝撃を受けた作品だった。以来、その作家の作品はすべて読んでいるし、その作家と関わりのある別の作家や、ミステリー作品全般に手を出すようになった。好きなものは続けやすい。とにかく、低いハードルを探すことである。

〇短編を選ぶ

好きなものは続けやすいが、いきなり司馬遼太郎みたいな長編を選んでしまうと挫折しやすい。好きな作家が見つかったら、その作家が短編集を書いてあるか調べてみよう。もし短編集を書いていない場合は、シリーズ作品や上下巻に分かれている作品を避け、ページ数の少ない本を選ぼう。

もちろん小説だけでなく、コラム、エッセイでも良い。新書(教養系の小型本)はどれも読み切りしやすいサイズであるし、タイトルで選ぶのも面白いかもしれない。

〇活字が読める自分に酔う

「活字が読める俺、格好良い」と思い込む方法。「本が読める」というだけで知的さを演出できるし、「これ、こないだ読んだ本に載っていた!」みたいなひらめきにもつながる、と妄想を膨らませるのだ。メガネやコーヒーといったアクセサリがあればなおよい。ただ、くれぐれも「活字が読める俺、格好良い」を他人に理解してもらおうなどとは考えないことである。

以上。これらを実践できればあっという間に活字に慣れるだろう。問題は、活字が読めない人はこのブログを読んだりしない、ということだけど……。

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