本が読めなくなる病

昔から、読書が趣味です(参考『文学少年』)。しかし、以前に比べると、読むペースは、かなり落ちています。高校を卒業したてのころは、文庫本を週に6冊か7冊は読んでいました。今は、2週間に1冊読むのがやっとです。およそ92パーセントもパフォーマンスが下がっています。バーゲンなら、税込45,000円のコートが、3,600円で買えます。

読む時間がなくなったかといえば、そうでもありません。毎日4時間睡眠だった新聞配達をやっていたころでさえ、週に4冊は読んでいました。今もそれなりに忙しいとはいえ、本を読む時間くらいはあります。読書以外に魅力的なコンテンツができたかといえば、それも少し違います。ギターを触る時間は相変わらずですし、スマートフォンでインターネットをする時間は増えたものの、一日中やっているわけではありません。

今までは、「たぶん、文字を読むスピードが落ちたのだろう」と、たいして気にしていませんでした。しかし、ここ最近、毎朝読んでいる聖書ですら、すぐに疲れ、長い時間読めなくなってしまいました。これではちょっと具合が悪いので、自分なりに検証してみました。その結果、読むスピードは落ちていないものの、集中力の欠如が甚だしいことがわかりました。眠いわけでもなく、「文字を追いながら、頭ではまったく違うことを考えている」といったことが、幾度となくあったのです。これでは読書になりません。



★オススメ ライブ




どうして集中力が落ちたのでしょう。原因は、ごく身近なことで、視力の低下でした。もともと、かなりの近眼でしたが、ここ数年で左右の視力に差がついてしまい、視力の低い左目をつぶって、右目だけで文字を読む癖がついていることに気がつきました。やってみるとわかりますが、片目だけで文字を追うと、相当に疲れれます。また、メガネの度が合っていないのも、大きな原因でした。ようするに、以前に比べ、文字を追う負担が大きくなったのが原因だったのです。

将来は、ギターと読書で、自室から一歩も出ない引きこもり生活がしたいと思っています。電子図書館なるシステムができないかな、と密かに願っていました。しかし、技術が進歩する前に、僕の身体が間に合わないかもしれません。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール