カウントの出し方【前編】

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ピアノやギターのリフ、ボーカリストの独唱から始まる楽曲も珍しくないけれど、全員が一斉に音を出して始まる楽曲をライブで演奏する時は、「ドラマーのカウント」で始めることが多い。テンポをコントロールするのがドラマーの仕事であるため、正確なテンポを出しやすく、全員で音を合わせるタイミングを計りやすいのだ。

今回はドラマーが出すカウントや合図の種類を解説する。

◯シングル・カウント

最もポピュラーなカウントで、1小節使って合図を出す方法。

スティックやハイハットを叩いて合図を出すのが一般的だが、ロックやメタルといった激しい楽曲の時はハイハットのハーフオープンを使うこともある。

また、ドラマーが声に出してカウントすることもある。「ワン、トゥー、スリー、フォー」と英語でカウント・アップするのが普通だけれど、「フォー、スリー、トゥー、ワン」とカウント・ダウンしたり、「U、S、録、音」と文字を当てはめたりすることも極まれにある。

櫻井がレッスンでカウントを出す時は「いち、にー、さん、しー」という、日本語のカウント・アップを使用している。「キッズの生徒様にもわかるように」という狙いもあるけれど、8分音符が「1と2と3と4と」と数えやすくなるのが主な理由である。英語だと「ワンエン、トゥーエン」と数えにくいし、言いにくいのだ。

動画はスティック、ハイハット、ハーフオープン、声の順で、いずれも4拍子で収録している。スティックでカウントを出す際のコツは、片方の手を固定してもう片方の手で叩くよりも、両方の手で叩き合うと音が響く(動画参照)。また、しっかりホールドしてしまうとスティックの振動を止めてしまい、木が鳴らなくなる。手を痛める原因にもなるので、軽く握るようにしよう。

なお、3拍子の時は3カウント、5拍子の時は5カウントなど、拍子に合わせてカウントの数を変えるのが普通である。入りやすいからといって、全部4カウントで数えないように。

他にもいろいろ書くつもりが、シングル・カウントだけで1記事分埋まってしまった。続きはまた次回。

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