親から受け継いだ音楽

先日、音楽番組で「令和世代の子は平成の懐メロを聞いている」みたいな特集をやっていました。ほんの数年前まで平成だったのにもう懐メロか、と思いましたが、僕が幼いころ(平成初期)も「昭和の懐メロ特集」みたいなことをやっていた気がします。今も昔も、音楽番組を視聴する年齢層は変わりないのかもしれません。

平成の音楽が再ブームとなっている要因として、「親の影響」が挙げられていました。たしかにレッスンをしていて、ミスチルやスピッツ、B’zといった平成を代表するアーティストを好む親御さんが多くいらっしゃいます。つまり、あと10年くらいしたら「親の影響でボカロ音楽を聞いている」という生徒様が現れるわけです。アニソンに合わせてTikTokで踊る若者で溢れることでしょう。あれ、今とそんなに変わってない?



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僕の母は静かな音楽が好きで、その影響は僕にも脈々と引き継がれています(参考『母が子にもたらす最大の影響』)。同級生がモーニング娘。に夢中だったころ、ずっと『ポーリュシカ・ポーレ』や『リターン・トゥ・イノセンス』を聞いていた、と友人に言うと「何それ」と訊くので、YouTubeで聞かせると「ティモい(※注 ティモっぽいの意。主に蔑視として用いられる)」と言った後、「暗いわ」と一蹴された挙句、「そらこんな卑屈にもなるわ」と罵られました。しくしく。

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