ドラム演奏中に起こりうるトラブルと対処法一覧【後編】

【前編】の続きです。

6. スナッピーコードが切れる

スナッピーをストレイナーに固定するコードが切れてしまうトラブルです。過度のテンションがかかっていたり、古いスナッピーコードを使っていたりすると切れやすくなります。一度切れてしまうと演奏中に修復することはまずできないでしょう。

【対処法】
◯事前にメンテナスし、状態が悪ければ新しいものに交換する
◯耐久度の高いスナッピーテープを使う
◯一時的に片手でスナッピーを押さえて演奏する

7. ヘッドが破れる

特にスネアサイド(スネアドラムの裏側のヘッド)はスナッピーのテンションが強かったり、当たる角度が悪かったりすると破けやすくなります。打面は滅多に破けませんが、使っている道具や叩き方が悪かったり、古いヘッドだったりすると破けることがあります。

【対処法】
◯スナッピーを調整する
◯打面のテンションを少し上げる
◯バスドラムはインパクト・パッドを利用する

インパクト・パッド

8. モニターが聞こえない、あるいはうるさい

いわゆる「返しの音」が小さかったり大きかったりして、演奏に集中できなくなるトラブルです。モニターの音量を調整するPAに問題がある場合もありますが、本番になって緊張してしまい、リハーサルよりも演奏のボリュームが上がってモニターが聞こえづらくなる、というケースもあります。



★オススメ ライブ




【対処法】
◯手で動かしてモニターの位置を変える
◯PAにジェスチャーで訴える
◯モニター用に小型のミキサーを持ち込む

9. 一緒に演奏しているメンバーがトラブルに遭う

たとえば、ギターの弦が切れたり、歌詞をど忘れしたり、楽器の電源が入らなったりするなど、トラブルによってメンバーの演奏が止まる時があります。また、構成を間違えたり、タイミングがずれたりしたまま演奏し続けてしまう場合もあります。

【対処法】
◯止まらずに叩き続ける
◯アイコンタクトしたり、フィル・インを叩いたりして復帰しやすいポイントを示す
◯メロディをリードしている人がミスに気づいていない場合は無理に修正しようとせず、フォローする

10. 停電

雷などの悪天候や、なんらかの不測の事態によって、建物の電源が落ちてしまうトラブルです。通常のドラム・セットなら問題ありませんが、電子ドラムを使用している場合は絶体絶命です。

【対処法】
◯スティックを叩いてリズムを出す
◯ブログのネタにする
◯神様に祈る

ちなみに、僕は1から10のすべてを経験しています。あながち馬鹿にできない、現実的なトラブルであることをここに注釈しておきます。

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