「黒」と同じ無彩色の1つであり、白は、寒色に含まれます。「光をすべて反射する色」とされますが、正確には、「光をすべて反射する色が、人間にとって白色に見える」です。膨張して見える色であるため、「足が大きく見えるから」という理由で、女子は白い靴を履けないそうです。つまり、「美肌」と銘打って肌を白くしようとしている人は、「体積を大きく見せたい」ということになります。それで「太った!」と騒いでいるのですから、なんというかもう、ご苦労様です。

白は、「清潔」「安心」「信頼」「純潔」を連想させる色とされています。医者が白衣を着ているのは、自分を大きくみせたいから、ではなく、「清潔を保つため」という他に、「患者に安心や信頼を与えるため」という理由があります。たしかに、黒衣を着た医者が、患者の両脇に立って「メス」と言ったら、犯罪の臭いしかしません。ブラックジャック先生が悪者に見えるのは、黒服のせいではないでしょうか。花嫁が着るウェディングドレスも白で、これは、純潔をアピールしています。最近は、薄いピンク色のウェディングドレスも流行っているそうですが、一体何をアピールしているのでしょう?

日本には、99歳を祝う「白寿」があります。これは、漢字の「百」という字から、漢字の「一」という字を抜いて「白」、つまり、「100-1=99」という、日本にしてはなかなかウィットに富んだ習慣の1つです。また、「白」とよく似た漢字に、「(じ)」があります。「白」と「自」単体で間違えることは少ないですが、「夏」や「皆」のように、他の漢字の一部になると小学生は混同する傾向があります。

他にも、似た漢字に「(うす)」が挙げられます。関東の某沿線には、「臼井(うすい)」と「白井(しらい)」という2つの駅があるのですが、漢字が似ているうえに、まったくの別方向にあり、間違える乗客が頻出したそうです。そのため、「臼井」が「うすい」のひらがな表記になりました。ちなみに、その沿線には「~台」という駅名が多くあります。初めて使う人はまず間違えますし、いつも使っている人も正しく乗れません



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英語では、「White」と言います。日本語では「ホワイト」と発音しますが、実際は「ゥワイッ」となります。最後の「ッ」が重要で、これがないと「Why(なぜ)」になってしまいます。また、中学生は「Write(書く)」と混同しがちです。くれぐれも、「He whites the pepper」と書かないようにしましょう。

日本には、「ホワイトデー」というものがあります(参考『チョコレート』)。これは、バレンタインでチョコをもらった男子が、チョコをもらったことを白紙にする、という恩知らずの日です。「え、お返し? なんのこと?」と、白々しく言ってみましょう。

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