右手1本でどれだけドラムを叩けるか

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たとえば、バイオリンを右手1本で演奏しようとすると、開放弦を弓で弾くか、頑張ってピッツィカートするかしかない。フレットがあるギターならタッピング奏法でメロディは弾けるけれど、コードはかなり厳しいだろう。

一方ドラムは両手両足を使って演奏する楽器であるが、他の楽器と違って代用が利く楽器でもある。左手が使えなくなっても、右手である程度カバーできるのだ。今回はその「ある程度」がどの程度なのか検証してみる。

◯バックビート時に右手を移動させる

ロック・ドラムにおける左手が担う最大の仕事は、2、4拍目のバックビートである。これさえ鳴っていればリズム・パターンはひとまず成立するので、右手を移動させてバックビートを叩こう。右手のリズム(ハイハットやライド)が途切れることになるが、バックビートが叩けていればさほど違和感を覚えないはずだ。

■右手を移動してバックビートを叩く

◯左足(フット・ハイハット)でリズムを刻む

ファンクのように16分音符のフィーリングを出す場合は、スネアでゴースト・ノート(装飾音符)を叩くのが望ましいが、右手1本でリズムを刻みつつゴースト・ノートを叩くのは難しい。そこで、左足を8分音符で刻みつつ、右手はスネアの演奏に集中すればゴースト・ノートも演奏可能だ。

■左足でリズムを刻む

◯右足(キック)とのコンビネーションを使う

特にフィル・インで使えるアイディアである。テンポの遅い曲であれば右手1本でも細かい音符のフィル・インが叩けるかもしれないが、速い曲になるとせいぜい8分音符までしか手が動かないだろう。キックのコンビネーションを使えば、「手+足+足」で3連符、「手+手+足+足」で16分音符まで対応できる。

■右手と右足のコンビネーションを使ったフィル・イン

◯グリップを使って叩く

スティックの中央部を持ち、チップとグリップで交互に叩くことで連打できる。音色のばらつきが訛りにも似た独特なリズムを生むため、ラテン音楽などにはうってうけかもしれない。動画ではサンバのリズムを意識して叩いてみた。

■サンバ・フィール

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