元彼女と遠距離恋愛していたころの話

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昔の話とはいえ話題が話題なので、念のため妻に確認したところ「気にしない」と仰っていたため、櫻井が専門学校へ通っていたころに付き合い始めた元彼女について話そう。櫻井はもともと留学を前提に専門学校へ入学していたので、当時付き合っていた彼女にもそれを伝えていた。

櫻井の身近には、「遠距離恋愛をきっかけに別れた」という人が何人かいる。上手くいっている人もいたけれど、引っ越す前に別れ話になったり、遠距離恋愛になった後で「やっぱり無理」となったりする人が目立っていた。ものの本によると遠距離恋愛が上手くいく確率は20~30パーセントほどらしく、ほとんどは遠距離恋愛中に別れるし、遠距離が終わってから破局してしまうケースも多いようだ。

勝手なことかもしれないけれど、櫻井は付き合う以上は遠距離恋愛になっても関係を続けたいと思っていた。だから、付き合う前に「この人なら遠距離恋愛になっても大丈夫そうだな」という人を選んだつもりだった。元彼女は非常にさばさばした性格で、たぶん、櫻井が遠くへいっても寂しいと感じないのでは、と予想していたのだ。

しかし、この予想は大きく外れた。竹を割ったようなさっぱりとした性格の元彼女でも、どうやら遠距離恋愛は寂しいものだったらしい。櫻井も寂しくないわけではなかったが、大学卒業という目的もあったし、やるべきことに追われていたのでそれほど気にならなかった。待つ側の苦しみは、待たせる側の想像を超えて大きいものだったのだ。

今はSNSやスカイプなどの無料通話が発達しているので、コミュニケーションは十分に取れるように思える。でも、お互い忙しい身であり、おまけに時差もあって、頻繁に連絡を取ることはできなかった。たまにスカイプで話しても、ケンカして終わることもある。櫻井は「今度謝ればいいか」程度に思っていたけれど、元彼女にとってはその「今度」があるのかどうかが不安でたまらなかったのかもしれない。もう遅いけれど、今は反省している。

調べてみると、遠距離恋愛で別れてしまう最大の原因はやはり「寂しさ」であるらしい。人によっては、寂しくて浮気に走ってしまう人もいる。メールやメッセージを返信しなければ、そこで関係を終わらせることもできる。非常に細い線で繋がっているだけなのだ。その上を綱渡りし、落ちて怪我をするくらいならはじめから安全な橋を選んだ方が良い、と考えるのは至極自然なことである。

櫻井自身、遠距離恋愛はおすすめできない。少なくとも、遠距離恋愛するかどうか決められるのは、待つ側の人であると思う。リスクの高さは数字にも表れている。2人でよく話し合い、冷静に決断する必要があるだろう。

元彼女は櫻井に会うため、櫻井が大学在籍中に2度もアイルランドを訪れている。非常に献身的な彼女であった。結局、元彼女とは2年半の遠距離恋愛を経て、帰国してから1年半後に結婚した。今の妻である。

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