○発声練習
教室のセッティングをしている時に、教会バンドの練習で使われているボイス・トレーニングの音源を流して発声練習をしています。1セット7つのトレーニングを、オクターブ別に2セット行なっています。調べてみると、『コンテンポラリー・シンガー』(アン・ペッカム)という、バークリーが出版している教本から抜粋された本格的なものでした。劇的な変化があったわけではないのですが、思い返するとしばらく喉を痛めていないような気がします。このまま続けていれば、声だけでボトルのキャップを外せるようになるのではないでしょうか。
○外郎売
『外郎売(ういろううり)』は歌舞伎十八番という日本の古典芸能の1つです。『ういろう』と呼ばれる、名古屋の銘菓のような丸薬を売りさばくセールスマンの口上なのですが、中盤以降に早口言葉パートが設けられており、声優やアナウンサーが滑舌のトレーニングに用いているそうです。約2,300文字と、そこそこ長いのですが、何年か続けているうちに暗唱できるようになりました。さぞ滑舌もよくなっただろうと思い、友人に聞いてもらったところ「さたらなぜつ」「おけつまずきゃるな」みたいなテクニカル・タームが次から次へと飛び出すので、「ハッキリ発音していても滑舌が悪く聞こえる」だそうです。
★オススメ ライブ
○祈り
有名な『山上の教え』から、『主の祈り(マタイ6章9-13節)』を中心に祈っています。外郎売と違って8文ほどしかないので、誰でも暗唱できると思います。細かい内容は日によってまちまちですが、「この部屋があなたの憐れみで満たされますように」と「私ではなく、あなたが語ってください」は、いつも口にしている気がします。