バンド漫画でありがちなこと

○ボーカリストの声が出なくなる

病気や事故といったケースもありますが、大半は精神的な理由で歌えなくなります。そして、ファンや好きな異性のおかげで回復します。

○楽器の弾き過ぎで怪我をする

「演奏できないなら死んだ方がマシだ」みたいなことも言っちゃいます(参考『怪我は勲章たりうるか』)。

○実在のミュージシャンが登場する

本人に配慮しているせいか、やたらと画力が高くなります。

○バンド名が適当

現実世界も同様です。

○少女漫画の演奏描写は白い

キラキラとしたエフェクトが宙を舞っていて、汗ひとつかいていません。

○逆に少年漫画の演奏描写は黒い

基本的に背景はベタ塗り、顔には苦悶の色を浮かべています。

○意味不明な構造の楽器が出てくる

3ピックアップ、3ノブのストラトキャスター・タイプで、ピックアップ・セレクターなしのギターがありました。3ボリューム0トーン?

★オススメ ライブ




○事実とは異なる歴史

「昔のジャズ・ミュージシャンは楽譜が読めなかった」という台詞がありました。キャラクターの勘違いでなければ、どういった世界線か深く掘り下げて欲しいところです。

○ありえない数字

主人公が所属するバンドのデビューCDが2,000万枚を売り上げる、という展開がありました。1枚1,000円とすると200億円の売上で、テイラー・スウィフトの年収くらい売れたことになります。友人いわく「日本の人口が10億くらいいるんでしょ」とのこと。

○ギタリストがベーシストに転向する

人気のあるキャラクターをまとめたかったのだと思われます。逆に、ベーシストがギタリストに転向する展開はあまり見られません。

○ベーシストは主人公になれない

有名、無名問わず読み漁りましたが、ベーシストが主人公の作品は見つかりませんでした(強いて挙げれば『風夏』?)。あれば教えていただきたいです。

○最終的に才能が勝つ

力を持ったものが勝つ、という意味では現実世界も同様です。


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