ドラム講師業に役立つ7つ道具【小道具編】

前回【PCソフト編】、前々回【スマホアプリ編】と続いてきた7つ道具シリーズも最終回です。今回はレッスンの現場で使う、ちょっとした小道具を紹介します。

◯その5 ひらがな楽譜

ドラム・レッスンを受けにくる方のほとんどはドラム未経験で、楽器経験がない人も珍しくありません。小学校で習った4分音符や小節といった音楽用語もすっかり忘れていますし、そもそもまだ小学校で習っていないという方もいます。そんな方でもリズム・パターンが叩けるように、わかりやすく解説した楽譜が「ひらがな楽譜」です。

まずは右手1本から始め、両手、両手+右足と増やしていきます。足が入るととたんにできなくなる方は、「縦のラインを意識する」とアドバイスをしたり(参考『8ビート』)、右手を1つ減らしたり(下画像)すると安定します。

重要なのは正しく叩くことではなく、音楽に合わせて楽しんでいただくことと考えているため、このような譜面を使っています。また、プリントにして渡すことで「レッスンを受けた記念」にもなります。

このアイディアは僕のオリジナルではなく、先輩講師に教えていただいたもので、ありがたく活用させていただいています。



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◯その6 カウベル

楽曲に合わせてドラムを叩いてもらう時、速くなったり遅くなったりすることがあります。こういう時は正しいテンポをカウントするのですが、ドラムの音は非常に大きいため、声やスティックでは聞こえにくいのです。また、正確なテンポで演奏していない楽曲もあるため、メトロノームを使うわけにもいきません。

カウベルは軽く叩いただけで抜けの良い音が出せますし、セッティングすれば片手でカウントが出せます。僕が使っているのはZennのカウベル(6.5インチ)で、1つ500円もしないため、各音楽教室に1つずつ配置しています。

◯その7 ストップウォッチ

ドラム・レッスンは時間を売る商売であるため、時間を計るのは極めて重要です。特にグループ・レッスンは1人1人のレッスン時間が均等になるよう、正確にコントロールしなければなりません。僕は秒数まで正確に計れるよう、時計機能のついたデジタル式のストップウォッチを使っています。スタート / ストップ・ボタンを押した時の音が小さく、文字盤も大きいため視認しやすいです。

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