アニソン

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主題歌や劇中歌など、アニメを発生源とした楽曲のこと。アニメの登場人物を歌手に模した「キャラソン」などの亜種もある。近年話題のボーカロイド作品も、ソフトのパッケージに描かれたキャラクターを中心としたPVが多く作成されていることから、これに含まれると考えられる。アニソンという文化自体は昔からあったけれど、ここ数年、特に人気が高く、2010年代は「アニソンの時代」になるといっても過言ではない。

アニソンとそうでない楽曲の音楽的な違いは、「アニメの内容に沿った歌詞」「いわゆる『アニメ声』のボーカル」などの点が挙げられる。しかし現在は、これに則らない楽曲が多く、明確な定義づけは難しい。音楽的な違いを抜きにして、「アニメの主題歌=アニソン」という定義にしてしまうと、世界一有名なアニソンは「Fly me to the moon」になるだろう(エヴァンゲリオンのEDテーマ)。「アニソンが流行っている」というより、「アニメ自体が流行っていて、それに音楽業界が便乗して売り上げを伸ばそうとしている」の方が正確かもしれない。

これだけブームなのだから、音楽教室でもさぞアニソンのリクエストが多いだろう、と想定して色々と勉強をしていたのだけれど、いざレッスンをしてみると、意外や意外、全然リクエストがない。そればかりか、「アニソンなんて嫌やし!」と、否定的な意見まで飛び出している。ちなみに、その生徒様はSEKAI NO OWARIの「RPG」がやりたい、とリクエストしている。「それ、アニソンやで(クレヨンしんちゃんの劇場作品EDテーマ)」と教えたら、「ちゃうし! SEKAI NO OWARIはアニソンちゃうし!」と、ぷりぷりするので、「なにが違うん?」と聞いたら「そんなんわかるやろ!」とだけ言われた。まだまだ勉強不足の某ドラマーT。

ブームなのに需要がないのは何故か。レッスンしている内に気がついたのは、「本当は好きだけれど、自分の口から話題にするのは恥ずかしい」と思っている生徒様がいる、ということ。昔ほどではないにせよ、「アニメ=恥ずかしい」という風潮がまだ残っているようだ。そういった生徒様に対しては、講師側から積極的にアニソンの話題を出すと心を開いてくれることが多い。これはアニソン以外にも適用できるテクニックで、「特にやりたいジャンルとかないです」という生徒様でも、こちらからアプローチをすることで、「実は興味があった」など、意外な一面を知ることができる可能性がある。

以上の理由から櫻井はレッスン中、「全然恥ずかしいことじゃないぜ!」と積極的にアニソンの話題を出すようにしている。しかし、こないだ「ラブライブの『Snow Halation』がいかに素晴らしいか」を熱弁したら、アニソン好きの生徒様なのにも関わらず、軽く引かれてしまった。なーぜー。

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