この大空に翼を広げ飛んで行きたいのか

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翼をください』という歌があります。もともとは「赤い鳥」というグループの楽曲ですが、現在は音楽の教科書に載っている合唱曲として有名です。

まず、主人公である「」は、自分の背中に「鳥のような翼」をつけることを所望しています。比喩表現なので本物の鳥の翼とは限りませんが、誰に頼んでいるかは不明です。コーラスになると「大空に翼を広げて飛んで行きたい」と、目標が具体的になります。ここで主人公が装飾としてではなく、飛行するために翼を望んでいたことがわかります。

難しいのは、主人公が目的地に設定しているのが「悲しみのない自由な空」であること。「悲しみのない」については大した問題ではありませんが、「自由な空」となると話が混み入ってきます。というのも、空には大抵「領空」というものがあり、国がこれを管理、保有する権利(領空権)を持っているため、一個人が自由に空を飛ぶことはできないのです。この領空に宇宙空間は含まれないため、大気圏外に出れば自由に飛べるのですが、大気圏外へ行くまでが領空侵犯ですし、空気がないため翼では飛べません。つまり、端から叶わない願いなのです。

2番では「富や名誉よりも翼が欲しい」といった内容の歌詞ありますが、この部分は後で付け足されたものであり、オリジナルの歌詞ではありません。誰が付け足したのかは定かではありませんが、おそらく「欲しがってばっかりだと教育上よろしくない」という思惑があったのでしょう。裏を返せば、「主人公は欲しがってばかりである」という性質が読みとれます。さらに「子どものころからの夢である」と続くため、主人公は現在大人であることが判明します。

以上のことから、この主人公は「欲しがってばかりでリスクを背負おうとせず、叶わない夢をぼやいている大人」であると推察できます。悲しみのない空を求めているのは、現実を憂いている証拠だったのです。たぶん、主人公自身、夢は叶わないと自覚しているのでしょう。夢を叶えたいから歌っているのではなく、みじめな思いを吐きだしたいだけなのです。メジャー調にも関わらずどこか物悲しい雰囲気を醸し出しているのは、こういった背景があるからかもしれません。



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