Which witch wished which wicked wish

「タング・ツイスター」と呼ばれる、英語の早口言葉です。カタカナ読みすると、「ウィッチ・ウィッチ・ウィッシュド・ウィッチ・ウィキッド・ウィッシュ」で、「どの魔女が、邪悪な願いを望んだか」と訳せます。

アイルランドの語学学校へ通っていたころ、「英語の早口言葉をひとつ調べて持ってくるように」という課題が出た時に、僕が選んだのが、このタング・ツイスターでした。理由は、見た目のインパクトの割に、そんなに難しくない早口言葉だったからです。逆に、地味だけど難しかったのは、「Red leather(赤い革)」でした。日本の早口言葉同様、3回繰り返して言ってみましょう。

ゲーム繋がりで、魔女にまつわる論理クイズを1つ。

野村、木村、田村という3人の女性がいました。実は、この中に、何人か魔女がいます。魔女でない人は必ず真実の証言をしますが、魔女は必ず嘘の証言をします。あなたは、以下のような証言を得られました。

野村「木村は魔女です」
木村「田村は魔女です」
田村「魔女の数は1人だけです」

これらの発言から得られる、結論は何でしょう? 少し考えてから、下スクロールしてみてください。



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〇解説

仮に、「魔女はいない」とすると、全員の証言が矛盾します。「野村だけが魔女」は、木村の証言と矛盾しますし、「田村だけが魔女」は、野村の証言と矛盾するうえに、魔女であるはずの田村が、真実の証言をしていることになります。「野村と木村が魔女」は、野村が真実の証言をしていますし、「木村と田村が魔女」は、木村が真実の証言をしています。「全員魔女」では、野村と木村が真実の証言しています。

よって、この問題は解は、「『木村だけが魔女』、あるいは、『野村と田村が魔女』」が答えとなります。どちらか一方だけでなく、両方の可能性を提示できなければ、不正解です。「可能性が2つあるなんて、聞いていない!」と怒られるかもしれませんが、考えられる可能性をすべて考慮するのが、論理クイズの基本です。

木村は魔女なのか、魔女じゃないのか、気になってしょうがない方のために、もう1問用意しました。条件は前述と同じです。

野村「この中に魔女は3人います」
木村「この中に魔女は2人以上います」
田村「私はドラムが大好きです」

回答編はコチラ

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