BUMP OF CHICKENの思い出

僕が高校時代に組んでいたバンドは、BUMP OF CHICKEN(以下、バンプ)でした。正確には、バンプのようなバンドでした。もっと正確に言うと、バンプに影響を受けただけの、普通のバンドでした。メロディも、歌詞も、アレンジも、バンド名にいたるまでバンプの二番煎じだったため、表立った批判こそなかったものの、苦笑いされたものです。

ギターやベース、エフェクターにいたるまで、器材のほとんどがバンプと同じものを使用していました。音作りが素人だったのでバンプとは程遠い音色でしたが、ビジュアルはそのままでした。これで「バンプのコピーバンドです」と言うならまだ格好がつくのですが、「完全オリジナルです」と言い張っていたから泣けます。

当然、僕ももれなくバンプの影響を受けています。多くの曲をコピーしました。ただ、それをそのままバンドに適応したわけではなく、むしろ正反対のアプローチをするようにしていました。器材も「カノウプスとパイステ(どちらもバンプのドラマーが使っていた器材)は使うものか」と決めていました。遠ざかる形で影響を受けたわけです。



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二番煎じは悪いことではありません。最初は誰だって、誰かのモノマネになります。ただ、それを認められないのは不幸です。誰かのオリジナルを「自分のオリジナルです」と偽るのは「盗作」と同義です。それに、バンプの真似をしたところで、バンプの1パーセントも稼ぐことはできないでしょう。

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