4と7

特に、九九を用いる時に混同しやすい数字です。4が「」、7が「しち」と、非常に近い音だからでしょう。「しちさん、じゅうに」や「しく、ろくじゅうさん」と間違えた経験が、誰しもあるでしょう。

とりわけ、「しちし、にじゅうはち」の強敵感は、すごいです。「ししち」に言い直しても、まだ勝てそうにありませんし、確実に、ラスボスの「くく、はちじゅういち」より苦戦を強いられます。「しちしち、しじゅうく」なんかは、人類の敵です。

僕の場合、「よん」と「なな」でも間違えます。たとえば、「470」という数字を見て、「ななひゃくよんじゅう」と読んでしまうことが、頻繁にあります。自己分析の結果、1つの数字の中に、4と7が混在していると間違えやすいことがわかりました。最短だと、「47」を「ななじゅうよん」と読んだ経験があります。桁数が増えると、「140,507」を、「じゅうななまん」まで言って、間違いに気がつきます。未だに、原因がわかっていません

他に4と7の共通点があるとすれば、世界的に好まれる数字、という点でしょうか。7は、言わずもがな、「ラッキー・セブン」のイメージがあります。4は、日本では「死」を連想することから忌み嫌われていますが、海外では、良いイメージを持たれています。クローバーは、葉が4枚あれば幸せの象徴で、タロットカードの4番目「皇帝」は、安定の象徴とされています。大四喜、小四喜、四暗刻、四槓子は、すべて役満です。



★オススメ ライブ




音楽的には、メジャースケールの4thと7thの音程は、トライトーン、つまり、最も距離のある音程です。その響きから、「悪魔の音程」と言われていた時代があります。現代では、ポピュラー音楽に欠かせない音程になりました。やや強引に話を進めると、「4thマイナーコード+♭7 thドミナントセブンコード」や、「♯4thハーフディミニッシュコード+7thドミナントセブンコード」など、他調からの借用和音が、ジャズではよく用いられます。さらに強引に話を進めると、「シ(し)」は、7番目の音です。

僕の大学では、「シ」を「ティ」と発音することになっていました。それに便乗して、メジャースケールを歌う時に、こっそり「ドレミファソラティモ」と歌っていました。リディアンは、「ドレミフィソラティモ」、ハーモニックマイナーは、「ドレメファソレティモ」です。つまり、ティモは、半音階上昇であると言えます。『ジョーズのテーマ』に合わせて、「ティーモ」と歌えば、今日からあなたも絶対ティモ感です。

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