春日局

以前、友人と「職業適性検査」なるテストをやってみたところ、「あなたを歴史上の人物で例えると『徳川家康』と『春日局』です!」という結果が出ました。徳川家康はわかりますが、春日局なんて見たことも聞いたこともない僕は、友人に「この『つつもたせ』って誰?」と訊ねたところ、「『かすがのつぼね』じゃい!」と突っ込まれてしまいました。日本史の有名人だそうです。友人は僕よりずっと学があるので、いろいろ質問してみたところ、春日局がどんな人かわかったのでまとめてみました。ただし、その友人は限りなく理系に近い文系出身で、「歴史は大の不得意」とのことなので注釈しておきます。

春日局は、江戸幕府という軍隊が作った「大奥」という施設を統括していた社長であったそうです。まずこの時点で、江戸幕府が軍隊であったということに僕は驚きました。大奥については名前しかしらなかったので、どういう施設か訊ねたところ、「将軍の正妻愛人女中がたくさんいるところ」だそうです。江戸時代は一夫多妻制だったんですね。大奥の中では正妻が1番偉く、息子を多く産んだ愛人は権威者になれるそうです。ラケルとレアみたいな話です。

「春日局は大奥にいる全ての人を統括しているのだから、正妻よりも偉いのでは」と思いきや、そうでもないそうです。友人は「『シノーコーショー』と一緒だ」と訳の分からないことを口にしていましたが、要約すると、身分と事実上の権威は全く別物だそうです。力があっても、身分という制度によって反乱を抑止できるんだとか。この制度があったから江戸幕府の政治は長く続いたそうです。歴史が苦手だと言うわりに、物知りな友人です。幕府に知り合いでもいるのでしょうか



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それで結局、春日局は何者なのかというと、友人いわく「織田信長の親戚」らしいです。それならファミリー・ネームが織田になるのでは、と訊ねたところ「『松の間』みたく『春日局』という名前の部屋があって、それに由来している」そうです。昼過ぎに芸能人とトークしていそうな部屋です。クイズ番組に出たら全問正解するのではないでしょうか。

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