ミュージシャンの生活習慣

生活習慣の中で最も大きな割合を占めるのは「睡眠」で、その次は「労働」です。いつ、どのくらい睡眠を取るかは、労働によるところが大きくなります。「朝起きて、昼に働き、夜眠る」という生活習慣が一般的になっているのは、大半の仕事が日中に行なわれるからです。ミュージシャンの仕事は、たとえば、ライブ演奏は会社、学校帰りの人を狙った夕方から夜に需要があり、レコーディングはスタジオを長時間レンタルしやすい深夜帯に行なわれる場合が多いです。ゆえに、ミュージシャンは「昼に起きて、夜働き、朝眠る」という、いわゆる「夜型生活」をしている人がほとんどです。

楽器店付属の音楽教室で講師業をしている場合、遅くとも楽器店の閉店時間が終業時間になるため、他のミュージシャン業に比べるとまともと言えます。しかし、レッスンで使う教材の製作や、会社への提出書類の準備などを帰宅後に行なうと、明け方までかかることもあります。最もニーズが高い時間帯は夕方から夜にかけてであり、平日の午前中は空いていることがほとんどで、他のミュージシャン業との兼ね合いも考えると朝に寝る方が合理的と考える方もいるようです。



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僕は、まず0時を過ぎると身体が動かなくなります。まるで魔法をかけられたように眠くなるので、これを「逆シンデレラ現象」と呼んでいます。あらゆる能力が著しく低下するため、この状態のまま作業すると極めて非効率かつ低品質になってしまいます。その代わり、朝の目覚めは人一倍良いのです。いわゆる「まどろんでいる時間」というものがなく、一瞬で覚醒するため、これを「逆眠り姫現象」、あるいは「逆白雪姫現象」と呼んでいます。このような体質面を考え、作業はいつも睡眠の後、起き抜けに行なうようにしています。完全な「朝型生活」をしているのです。

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