海パン

高校生のころは、スーツで登校していました(参考『スーツ』)。その続きというわけではないですが、専門学校生のころ、夏場はいつも、海パンで登校していました。断っておきますが、Tシャツはちゃんと着ています。半ズボン感覚で履いていたので、自分では全く違和感を覚えていませんでしたが、客観的に見ると、相当に変だったそうです。初めのうちは、「それ、海パン?」と、1日に1回は必ず突っ込まれていました。肯定すると、「うそ、じゃあ、中に何も履いてないの?」と疑ってくるので、「確認する?」と返したところ、ドン引きされました。下品なジョークなので、決して真似しないください。

スーツ同様、海パンを履いていたのにも、理由があります。専門学校へ通っていた当時、僕は、早朝と夕方に新聞配達をしていました。気温が高い夏は汗をかくので、1日に何度も服を着替えなければなりません。さらに、梅雨のように雨が多い時期だと、下着だけでなく、ズボンも着替えなければなりません。僕は、そこまで服を持っていませんでしたし、洗濯物も増やしたくありませんでした。なんとか負担を減らせないか、と考えた末に浮かんだ苦肉の策が「海パンで新聞配達」だったのです。

スーツで登校するくらいの面倒臭がりなので、当然、専門学校へも、配達時の格好のまま登校していました。それどころか、三宮まで出かけていました。これは、移動が新聞社のバイクだったからこそできた芸当と言えます。一目で新聞配達員とわかる格好なので、印象付けにはうってつけだったかもしれません。しかし、モラルの面で問題があるというか、やはり、下品な行いなので、あまり褒められたものではありません。



★オススメ ライブ




ちなみに、専門学校最後の学内ライブでは、新聞配達をしている生徒だけで結成したアンサンブルで演奏しました。「衣装は配達時の格好で」と決まったので、僕は、海パン姿で演奏しました。後日、その姿を写した写真が、卒業祝いとして贈られてきました。実は、同じ学内ライブの、別のアンサンブルで演奏している姿が、その専門学校の広告写真に使われています。つまり、それなりにまともな写真がちゃんとあるにも関わらず、卒業祝いにあえて海パン姿をチョイスされたわけです。最後の最後まで、ネタになる学生生活でした。次回はぜひ、海パン姿を広告写真に採用して頂きたいものです。

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