日本で最も親しまれている花と言えば、でしょう。春になると全国各地で花を咲かせる落葉樹で、花びらが落ちるスピードは秒速5センチメートルといわれるアレです(実際はもっと速いそうですが)。その特徴的な淡いピンク色から「桜色」という名称の色もあり、某黒ぶちメガネのシンガーソングライターは、名前が「アキ」なのにも関わらず、『サクラ色』という曲を書いてヒットを出しています。

単に「桜」あるいは「さくら」というタイトルだけでも、ヒット曲が複数あります。ちなみに、小学校でも歌われる日本の伝統歌は、『さくら』ではなく、『さくらさくら』が正式名称です。さらにちなむと、某ドラマーTが某格闘ゲームでよく使うキャラクターの名前も「さくら」です。もしくは、「かりん」。これ以上ちなむと本線に戻れなくなるので自重します。

法的に認められていないとはいえ、事実上の国花と言えるほど日本ではポピュラーな花である桜。どうしてここまで親しまれるようになったのでしょうか。「自己主張しない調和した咲き方が、和をもって貴しとなす日本の国民性にあっているため」という意見もありますが、それなら梅でも良いはずです。しかし、桜と比較すると、梅が取り沙汰されることはあまりに少ない気がします。楽曲でも、日本の伝統音楽で『松竹梅』がありますが、単体で『梅』という曲は思い浮かびません。そもそも、この「松竹梅」という言葉も、梅の位は一番下です。がんばれ、梅。応援してるぞ。



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閑話休題、桜が親しまれるようになった一番の原因は、「桜が咲くのが春だから」でしょう。まず、この春という季節は、温かい気温で過ごしやすく、天候も安定していて、湿度も良いあんばいです。ちなみに、「あんばい」という言葉は漢字にすると「塩」と書きます(やったね!)。さらに春は、「出会い」「別れ」といった、センチメンタリズムを内包していますし、「新しいスタート」という、ポジティブな意味もあります。ようするに、「桜が好き」というより、「春が好き」いう人がほとんどなのでしょう。もしも桜と梅の開花時期が正反対だったら、待遇も変わっていたと思います。某江戸町奉行の名台詞は「この梅吹雪が目に入らぬか!」となり、いつでも捜しているのは明け方の梅木町になります。

」という旧漢字も存在しますが、人名か中二病の技くらいにしか使用されません。木へんを取ると、「(えい)」という字になります。これには赤子という意味があり、シャープを表す和名音楽用語でもあります。これにあやかると、「櫻井」という苗字は、「井」の字が「♯」に見えないこともないので、ダブルシャープということになります。僕が人間的にフラットしていることは否めません。

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