某大型楽器店付属音楽教室の、ドラム講師に採用されました。オレンジの看板で、某ファッションセンターと同じ名前の楽器店です。これといった成果もございませんが、良いきっかけなので、これを機に、職業をドラム講師とさせていただきます。よって今、僕の長年の夢が叶いました。ハレルヤ。栄光を主に返します。
僕は、超がつくほどの不器用人間で、「お前みたいな奴が講師になれるはずがない」と、言われてきました。自分自身、そう思っています。僕にとって唯一の救いは、「自分は超不器用人間である」という、自覚があるくらいです。自分の直感や感覚は、当てにできませんでした。いつも慎重に、人の倍以上長い時間、頭を使って考え、自分自身を疑わなければなりませんでした。
そのくせ、負けず嫌いのせっかちです。おくれは取りたくないですし、いち早く目的地へたどり着きたいと思っていました。石橋は、製造元に製造工程を問い合わせた後、しかるべき機関によって強度を計り、安全が確認でき次第、ダッシュで通過するタイプです。周りからは、このダッシュの部分しか見えていないため、もしかしたら、「あいつは無謀だ」とか、「楽観的だ」と思われていたかもしれません。実際は、ひどく臆病で、悲観的です。
そんな僕に、神様は賜物を与え、それを活かす未来を示してくださいました(1ペトロ 4:10)。不器用な僕を用いるため(士師 6:15, 16)、必要なものを備えてくださり(マタイ6:8)、「求めれば与えられる」という約束までしてくださいました(マタイ7:7)。疑り深い僕が、その約束を信じられるように、信仰も与えてくださいました(エペソ 2:8)。今、こうして夢が叶ったのは、僕が特別だからではなく、僕が信じた主が特別だったからであり、その信仰の通りになったからです(マタイ 9:29)。
「信じれば夢は叶う」という言葉は、きれいごとの代名詞のように扱われますが、主はそれを、超不器用な僕を通して、現実にされました。まさに、驚くべき恵みです。今度は、夢を叶えた立場として、夢を追い続ける人の励ましになるのが、新たな夢です。
諦めなければ夢は叶うと、身を持って体験したので、次の夢も実現させていきます。