レギュラー・グリップで大きな音を出す方法

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以前『レギュラー・グリップ』というブログで「レギュラー・グリップ(以下、レギュラー)はパワーが出にくい」という風なことを書きました。ロックやメタルのように音量を要する音楽ジャンルには向かない持ち方ですし、マッチド・グリップ(以下、マッチド)を使った方が扱いやすいのです。それにも関わらず、なんとかしてレギュラーでパワー・プレイをしたい、というドラマーがいます。非合理的であっても格好つけたい、という心理が働いているのでしょう。オシャレは我慢です。

レギュラーで大きな音を出すために、参考にすべきはマッチドです。マッチドでやっていることをレギュラーでやれば、同じとはいかないまでも、それなりに音量を稼ぐことができます。今回は3つのポイントにフォーカスを当てて説明していきましょう。

1. 大きく振ることでスティックの速度を上げる

レギュラーは通常、打面に対して90度程度、時計で表すと9〜12時の振り幅(動画1)を持っています。いっぽう、マッチドは倍の180度、9〜15時の振り幅(動画2)で演奏できます。

この振り幅を広げるための方法は2つあります。1つは、打面を調節して角度をつける方法。平均的な水平セッティングではなく、左から右へ(左利きの場合、右から左へ)角度をつけると、8時くらいまでの振り幅を稼ぐことができます(動画3)。

もう1つは、中指と薬指に挟まれた支点(図Ⅰ)を外し、親指の付け根のみで固定する方法。支点が1つ減るのでコントロールが難しくなりますが、水平セッテイングでも振り幅は9〜13時に拡大します(動画3)。

図Ⅰ 中指と薬指で挟まれた支点
中指と薬指支点

この2つの方法を組み合わせれば、8〜13時の振り幅を稼げます。訓練すれば7〜14時も不可能ではないでしょう。

2. 長く持つことで遠心力を活かす

レギュラーは、スティックがよく弾むポイントを親指の付け根に挟んで固定する(図Ⅱ)のが一般的です。これにより自然なバウンドを得られるのがレギュラーの持ち味なのですが、それを犠牲にしてグリップ端部を挟みます(図Ⅲ)。チップに遠心力がかかり、少しの振り幅で音量を稼げるため、アップ・テンポの曲や細かいフレーズにもある程度対応できます。ただし、バウンドを拾うのが非常に難しくなるため、慣れるまでにかなり時間を労するでしょう。

図Ⅱ よく弾むポイントで固定
短く持つ

図Ⅲ グリップ端部で固定
長く持つ

3. オープン・リム・ショットで抜けの良い音にする

オープン・リム・ショットとは、ヘッドとリムを同時に叩くことで抜けの良い音を獲得することができるテクニックのこと。主にバック・ビートを強調するために、スネア・ドラムで用います。レギュラーでオープン・リム・ショットをする場合、マッチドと違って以下の点に注意する必要があります。

○水平かつ低い位置に打面がある場合、肩の負担と体のバランスを考えること。

肩と体のバランス(悪い例)
肩とのバランス

○親指の付け根への負担を減らすため、打面に当たる直前に中指と薬指でホールドすること。

○目測を誤って指や手の甲がリム、シェル、ハイハットなどに当たらないよう、スティックと腕の軌道を意識すること。

決して合理的とは言えませんが、レギュラーでもパワー・プレイは可能です。ただし、慣れないうちは怪我をしやすいテクニックなので、痛みを感じた場合はすぐに中止するよう心がけましょう。



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