今のレンタルショップはこうなっている

音楽へ傾倒するようになった中学時代から社会人を経て、専門学校へ入学するまでのおよそ10年間、毎日のように顔を出していたのがレンタルショップでした。専門学校時代からはYouTubeという恩恵に預かり、海外留学していたこともあってしばらく疎遠になっていたのですが、この間久しぶりに行く機会がありました。

まず驚いたのが、フロアの半分かそれ以上を「レンタルまんがコーナー」が占めていたことです。僕が通っていたころは「レンタルDVD (VHS) コーナー」が6割くらいで、残りが全部「レンタルCDコーナー」でした。たまたまそういう店舗だっただけかもしれませんが、CDコーナーは10%くらいだったのではないでしょうか。

今も昔も、レンタルショップへ行って最初に見るのがジャズコーナーです。昔は棚の半分か1/3くらいを占めていたジャズコーナーですが、1段に収まっていました。そのほとんどがオムニバス・アルバムで、オリジナル・アルバムを置いていたのは、上原ひろみ、ジョン・コルトレーン、チェット・ベイカー、ノラ・ジョーンズ、マイルス・デイビス、以上5名でした。ちなみに、すぐ隣のアニソンコーナーの敷地面積は4〜6倍になっていました。

なんだか寂しい話ばかりしてしまいましたが、良かった点もあって、今は何が流行っているか、誰がどんな新作を出しているか、新しい情報が目に入る場所にわかりやすく陳列されていることです。インターネットの曖昧で雑多な内容に比べると統制されていて、良い意味で「鵜呑みにしやすい」のです。



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また、「関連アーティスト」という情報も大変わかりやすく、好きなアーティストから伸びているを片っ端から拾っていけば音楽観も感性も拡がりやすいと感じました。最終的には自分で見つけて選ぶ力が必要ですが、「とりあえず」の枝拾いにはうってつけかと思います。

なんだか懐かしい気持ちにもなったし、せっかくだから何かレンタルして帰ろうかな、と思ったのですが、財布を見て、とうの昔に会員カードを処分したことに気がつきました。無念。

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