集合住宅でドラムを練習する時の騒音対策

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「騒音対策」と書いたが、ドラムの場合、近隣住民とトラブルになりやすいのは騒音よりも振動である。マンションやアパートといった集合住宅だと、電子ドラムや練習パッドを使って練習したとしても、建物の骨組みである鉄筋を通じて振動が伝わってしまう。特に響くのがキック(バス・ドラム)で、下の階はもちろん、隣の部屋にまで反響するため、1階であっても揉め事になりやすい。言うまでもなく、本物のドラム・セットは論外である。

櫻井は生粋のマンション育ちである。生まれもマンション、今住んでいるのもマンションだ。一戸建てに間借りしていたこともあるにはあるが、人生の大半をマンションで過ごしている。幼少から母に厳しく躾けられてきたこともあり、集合住宅で気をつけるべきポイントを押さえて練習してきたせいか、これまで近隣住民とトラブルになったことはない。以下に述べるのはいずれも櫻井個人の経験であって普遍的なものではないが、何かの参考になれば幸いである。

○時間を決める

この場合の時間とは「時間帯」と「長さ」のことである。当然のことだけれど、深夜や早朝の練習は避けること。朝9時から夜9時までの12時間が常識的な時間帯ではないだろうか。また、昼間であっても長時間連続した練習は厳禁である。どうしても長時間したい場合は、1回の練習量を30分から1時間までにして複数回行なう、といった工夫が必要だ。

○ゴムパッドは意外と響く

電子ドラムや練習パッドで用いられているゴムパッドは、中に鉄板が入っている。軽いと叩いた衝撃で移動してしまうから、重くて耐久性にも優れた鉄板を使っているのだと思うけれど、これが案外響くのだ。物によって打音が大きいこともあるので、トラブルになりやすい。その点メッシュパッドは有能で、打音も静かだし、振動もゴムパッドより少ない。耐久性に難ありだが、揉め事になるよりはマシである。

○ブラシを活用する

ブラシというとジャズのイメージが強いけれど、スティック・ワークなどの基礎練習にはうってつけの道具である(参考「ブラシ」)。さすがにテーブルを叩いたら騒音になるが、ゴムパッドなら振動はほぼなくなる。櫻井にとっては「ゴムパッド」「ブラシ」「メトロノーム」が練習の三種の神器みたいなもので、大学時代はいつも持ち歩いていた。ゴムパッドは摩擦が強い分ブラシが引っかかりやすく、タッチが悪いと消耗が早くなるので注意。

○運が悪いこともある

他の人の話を聞く限り、こちらがいくら対策してもクレームを言ってくるヒステリックな人がいるらしい。ほとんど言いがかりなのだけれど、そういった人が近隣に住んでいる場合は運が悪かったと諦めるしかない。どうしても練習したかったら、引っ越すしかないだろう。実際、ドラムを練習するために同じマンションの別の部屋へ引っ越した、という人もいる。

以上。節度を守って平和に練習しましょう。

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