スネアを1カ所だけ改造するなら

ドラマーにとって近しい存在であり、「相棒」とも呼べる楽器がスネアです。ドラマーの個性が表れる楽器であり、いろいろとカスタマイズできる要素が多分にあります。

まずは、スネアでカスタマイズできるポイントを挙げてみましょう。

○ヘッド
○フープ
○シェル(後述)
○ラグ
○チューニングボルト
○ストレイナー
○スナッピー
○ミュート

さらに「シェル」は、カスタマイズできるポイントが以下のように細分化します。

○材質
○プライ数(木胴)
〇厚さ
○エッジ
○成形方法
○サウンドホール
○塗装

これだけカスタマイズできるポイントがある中で、どれか1カ所だけ改造できるとすれば、どこを選べば良いでしょう? なお「シェル」の改造は細分化したうちのどれか1カ所だけとし、サイズは口径14インチ×深さ5.5インチのものとします。



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○櫻井ティモの場合

前述のポイントのうち、サウンドを最も左右するのは「シェル」項の「材質」でしょう。木胴か金属胴かの違いで全く別の楽器に変化しますし、木や金属の種類によってもサウンドは大きく変化します。多くの人がこの「材質」にこだわるのではないでしょうか。僕も「できればバーチ材が良いなあ」という希望はありますが、メイプルでもマホガニーでもスティールでもブラスでも、それぞれに特色があって良さがあるので、「正直どれでも良い感」はあります。

また、ヘッドがコーテッド・タイプでないと、ブラシでのパフォーマンスが大幅に下がります。普段からジャズをよく演奏する身としては致命的ですが、それならそれでスティックで演奏すれば良いのでは、とも思います。バラードはかなり難易度が高いですが、スウィープが使えないだけで、ブラシを使ったシンバル・レガートでも事足りるでしょう。

フープは、シェルやヘッドと並ぶくらい音色に影響を与えるだけでなく、叩いた時の打感にも大きく関わるパーツです。僕は単純に音の好みでプレス・フープを使っています。スネアを選ぶ時もプレス・フープのモデルを前提に探していますし、以前に持っていたダイキャスト・フープのモデルはプレス・フープに交換して使っていました。ただ、これもちょっとした好みであって、やはり「正直どれでも良い感」は残ります。

〇結局どこにこだわる?

以前はスナッピーの反応速度を上げるために、本数の多いスナッピーを使っていたこともありましたが、今は純正品に戻しています。その他の要素もそこまでサウンドに影響を及ぼさないので、「あまりこだわるポイントがない」という結論になりそうです。強いて言えば、「壊れにくい」でしょうか。スネアで最ももろいパーツはスナッピー・コードだと思うので、「切れにくいスナッピー・コード」に改造したいと思います。

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