褒められて怒る子

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講師の研修資料や教育関係の本を読んでいると、「生徒を褒めてあげましょう」といった内容が必ず出てきます。生徒は褒められることで自信がつき、その後の成長に好影響をもたらす、ということらしいです。どの資料にも必ずこのようなことが書いているので、大多数の人にあてはまるのだと思います。櫻井の場合、褒めて伸びたのは小学生までのように思われます。それ以降は、褒められると「ああ、こいつに褒められるってことは自分は見下されているんだな」と、腹を立てることが多かったのです。それが次第に「この人に褒められているようじゃ、自分はまだまだだな」と変化し、大学でアンサンブル指導を始めたころ、つまり「褒める立場」を経験し始めたころ辺りから、「褒められても気にしなくていいんだ」と思うようになりました。

では、櫻井のような人に対しては、どう接すべきなんでしょう。ビジネスの話を抜きにすれば、自分の生き様を教えるのが最も効果的だと思います。たとえば、櫻井の最初の先生は、「自分はこうやってきて、今こうなっている」という道をハッキリ見せてくれた人でした。いろいろと反発した先生でしたが、反発したことで自分の進みたい道を見つけられましたし、良いなと思って憧れた点はしっかりと影響されています。

講師研修にて「小さいお子様には敬語は使わず、フランクな話し方をしましょう」と教わりましたが、櫻井は小学校低学年くらいまで「初対面で敬語(ていねいなことば)を使ってこない大人は失礼な奴だ」と思っていました。これも年が経つにつれ、「ああいう大人にならないように、自分はしっかり敬語を使えるようになろう」と反面教師にするようになりました。講師業で小さいお子様を相手にする立場になった時、また変化するかもしれません。ただ、今現在はどんなに小さいお子様でも敬語で接しています。櫻井みたいな子は少ないのかもしれませんが、これが櫻井の生き様なのです。


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