名前の表記について

自己紹介する時は、いつも「ティモです」と言っています。実は、ティモというのは本名ではありません。ティモというのは、高校時代からのニックネームです。しかし、公的な書類などを除き、本名を使う機会はほとんどありません。現在は、本名よりもティモ名義の方が広まっています。たとえば、大学で手続きをする時に、「あれ? 検索しても出てこないぞ?」と、受付の人を困らせてしまいます(コンピューターには本名で登録されているため)。

なぜ本名ではなく、櫻井ティモ名義で活動しているかというとのか。理由の1つは、同姓同名(しかも同音)の有名人がすでにいるため、「将来、ホームページとか作った時に検索しづらいだろうなあ」という思惑があったからです。実際、専門学校に入学する前は本名で活動していましたが、そのころの記録は埋もれてしまって見ることができません。この度のホームページ開設で、昔の思惑がようやく功を奏したわけです。

もう1つの理由は、目立つためです。ことの発端は、専門学校時代の掲示板でした。練習部屋(スタジオ)を予約する際には、規則で本名を書くことになっているのですが、「みんなが見る掲示板でティモと書かれていれば、まず間違いなく覚えられる」という、一種のコマーシャル効果を狙ったのです。バカバカしいと思うかもしれませんが、あながちバカにもできない、と考えていました。「活躍する」と「有名になる」というのはほとんど同義であり、有名になるとはすなわち、名前を売るということです

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最後に、ローマ字表記について。以前は「Timo SAKURAI」でしたが、ホームページ開設にあたって「SAKURAI Timo」へ統一することにしました。「アカデミックな論文を書く際は、ファミリー・ネームは大文字にする」という慣わしに従い、姓を大文字にしています。姓、名前の順で表記しているのは、そもそも芸名のようなものですし、名前を売るのが目的ですから、反転させる意味がないと思ったからです。

しかし功とは、奏するのに長い時間がかかるものなのですね。そもそも功ってなんでしょう? 「奏する」ということは、楽器なんでしょうか……。


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