スマッシュ・パンプキンズ

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「Tonight, Tonight」、「Today」、「Bullet with Butterfly Wings」などの楽曲で有名なアメリカのロック・バンドだが、正しくは「スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins) 」である。いわゆる「バンド名間違いあるある」のひとつで、この場合は英語の「Smashing」を「Smash」と間違えているのだ。「スマッシュ」という言葉は日本でもテニスやバレー・ボールなどの球技でよく用いるのに対し、「スマッシング」は日常生活で使わない言葉のため、脳が聞き慣れた単語へ勝手に補正してしまうのが原因と考えられる。

日本では「ラルク・エン・シェル」がこれに相当する。正しくは、「ラルク・アン・シエル」である。アルファベット表記の「L’Arc~en~Ciel」の「en」をそのままローマ字読みしてしまうこと、「シエル」よりは「シェル」の方が比較的聞き慣れた響き(シェル石油、シェルター、シェルティなど)であることが原因だろう。「アン」を「アンド」だと思っている人もいるが、英語ではなくフランス語由縁の造語である。

また、「スティーヴン・タイラー」のことを「エアロ・スミス」、「ジェイ・ケイ」のことを「ジャミロ・クワイ」だと思っている人もいる。どちらもボーカリストの名前ではなくバンド名で、「エアロスミス(Aerosmith) 」「ジャミロクワイ(Jamiroquai) 」が正しい。ただ、「ボン・ジョヴィ」と「マリリン・マンソン」はこの限りではない。より高レベルになると「レッド・ツェッペリンは赤い飛行船」「ビートルズはカブトムシたち」といったものがある。レッド・ツェッペリンのレッドは赤(Red) ではなく鉛を意味する「Lead」の短縮形(Led) で、ビートルズは「Beetles」ではなく造語(Beatles) ある。

ジャズ・ベーシストに「Charles Mingus」という人がいて、一応オフィシャルでは「Charles」が正しい表記になっているようだけれど、CDによって「Charlie」だったり「Charley」になっていることがある。さらに「チャールス」「チャールズ」「チャーリー」と、日本語表記も複数あるアーティストなのだ。ウィキペディアでは「チャールズ」で記載されているけれど、20年くらい前に調べた時は「チャールス」だったと記憶している。時代によって変化しているのかもしれない。

ちなみに櫻井は、「UVERworld」を「ウベーワールド」、「藍坊主」を「あいぼうず」など、読み間違いがとても多い。そもそも固有名詞が苦手で、「キューミリ」とかいうバンドも「9mm pet bottle」だと思っていたし、同時期に活躍していた3人組のバンドに至っては「何とか」と、名前の断片すら思い出せない(いずれも邦バンド)。そのわりにC.C.R. が「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」であることや、SMAPが「スポーツ・ミュージック・アッセンブル・ピーポー」であることなど、どうでもいいことを知っていたりする。人間こうやって均衡を保っているのだな、と感心せざるを得ない。

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