とても似ているカタカナで、僕が書くと、非常によく間違われます。
上の単語は「ミンナ(皆)」、下の単語は「シンナー」のつもりで書いています。第3者から見ると、何がなんだかわからないそうです。実を言うと、書いた僕自身、読めない時があります。ためしに「皆シンナー見んな」という文章を、すべてカタカナで書いてみました。
こうして見ると、「ナ」が「十(じゅう)」や「+(プラス)」にも見えてきます。「-(伸ばし棒)」を「一(いち)」や「-(マイナス)」、「ミ」を「三(さん)」、「ニ」を「=(イコール)」にすれば、「三二+三=十-三=十(32+3=10-3=10)」という謎の計算式を作れます。あ、イコールの部分は「ン」だったか……。
★オススメ ライブ
某大手塾の先生をやっていたころ、国語のプリントでシとツ、ンとソを混同する小学生が多くいらっしゃいました。たとえば、「公園の『ツーンー』で遊ぶ」なんて回答になっていると、採点する側は、△(減点)にしなければなりません。当人は「シーソー」と書いているつもりなので、「先生、採点ミスしとるよ」と怒って持ってきます。だいたいの小学生は、僕が「ごめんごめん」と謝りつつ。「ところで、ツーンーってどうやって遊ぶの?」と訊き返せば直してくれます。「今学校でブームなんだよ、知らないの?」と適当なことを言ってきた場合は○をつけるつもりだったのですが、そこまで臨機応変な小学生はいませんでした。
「弱拍にアクセントを置くリズムの名称」のことを、僕の生徒様は、「ミニコペーミョニ」と覚えてしまっているかもしれません。