クジラは魚なのか

先日、スーパーの鮮魚コーナーにクジラの肉が置いてあったのを見た妻が「クジラは哺乳類やから精肉コーナーに置くべきなんちゃうん?」とおっしゃっていました。細かいところに目を留める方です。ブログのネタでも探しているのでしょうか。

彼女の言うとおり、クジラは海に生きる哺乳類の動物、いわゆる海獣です。海獣の中でも海でしか生きられない海洋常在種で、アシカやアザラシのように陸上で生活することはできません。この辺が魚類と混同されやすい原因でしょう。

スーパーの鮮魚コーナーで主に扱われているのは魚や貝などの魚介類、エビやカニなどの甲殻類で、哺乳類が扱われることは普通ありません。いっぽう、精肉コーナーで扱われる牛や豚は哺乳類です。「同じ哺乳類なんやから、一緒にまとめたりいよ」と妻はおっしゃりたいのでしょう。

またクジラは、イルカとサイズの違いしかなく、生態はカバに近いとされています。漢字で書くとそれぞれ「海」「河」です。豚はもちろん、馬の肉が鮮魚コーナーで扱われるのは不自然でしょう。



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しかし、精肉コーナーは哺乳類を専門に扱っているわけではありません。鶏肉(鳥類)を扱っていることからもわかるように、対象は陸上生物です。察するに、生き物の種類ではなく、生産者によってコーナーが分かれているのでしょう。猟師は精肉コーナー漁師は鮮魚コーナーといったところでしょうか。

よって、「クジラは哺乳類だが、海で獲れる生き物であるため鮮魚コーナーの取り扱いになる」が僕の見解です。実のところは定かではありません。

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