アイルランドで語学留学していた時の思い出

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ニューパーク音楽大学へ留学する前の話。当初の予定では、入学前に1年くらい語学留学して英語のスキルを上げる予定だったのだけれど、大学側が「オーディションを受けたその年に入学せんと奨学金出さへんで」とおっしゃったため、やむなく5月に渡愛。9月入学までの4ヶ月弱、ダブリン市内の語学学校で英語を勉強することとなった。

櫻井の通っていた語学学校は実力別にクラス分けされており、大まかには初級者向けのAクラス、中級者向けのBクラス、上級者向けのCクラスという3つのクラスに分かれていた。入学前にオンライン試験を受けて、その結果によってクラス分けされるとのことだった。櫻井の実力は中学生レベルなので当然Aクラスだろうと思っていたら、結果はB判定だった。選択問題だったので、たまたま当たってしまった解答が多かったのだろう。スピーキングのテストがなかったことも大きな原因と考えられる。

それでBクラスに入ったものの、誰が何を言っているかもさっぱりわからないし、何を言おうか考えている間に授業が終わってしまう。Bクラスの担任から「スピーキングとリスニングを鍛えるためにAクラスに移るのはどうか」と勧められ、わずか1週間で降格となった。ちなみに、櫻井のクラスはブラジル人、スペイン人、イタリア人が多く、ものすごく喋るし、ありえないほど筆記ができなかった。一長一短である。

1ヶ月後、櫻井はBクラスに復帰。櫻井にしては珍しく、Bクラスの担任が主催したレクリエーションに参加し、クラスメイトとギネスの工場見学へ行ったり、ダブリン市内を観光したりもした。ただ観光するのではなく、「班ごとに分かれて各地を回り、お題に沿った写真を撮ってくる」というゲームも兼ねていた。そのお題の1つに「楽器を弾いている写真を撮ってくる」というのがあって、楽器店へ行って櫻井がギターを試奏している写真を撮ったのだけれど、Bクラスの担任はその写真だけで櫻井がギタリストであることを見抜いていらした。

櫻井が語学学校を修了する前には学校全体でパーティがあって、クラス対抗で出し物をする、という高校の文化祭みたいなことをやった。櫻井のクラスはアイルランドの古典バンド、ダブリナーズの曲を歌うことになったのだけれど、アカペラで歌うのもなんだから、ということで、櫻井がギターで伴奏することになった。これがアイルランドに着いて初のステージである。まさかドラマーより先にギタリストとしてパフォーマンスするとは夢にも思ってなかった。

語学学校修了後は予定通り大学へ入学したのだけれど、実はBクラスの担任とはその後も付き合いがあった。これはこれで面白い話があるので、また機会があれば続きを書くかもしれない。

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