2000年間で最大の発明

真っ先に思い浮かんだのは「コンピューター」ですが、これはここ100年で急速に進化した発明であって、2000年という期間で考えると少々底が浅いかもしれません。調べてみると、「鋼鉄」「数字」「紙とペン」「」などが模範回答のようでした。他に「履物」「メガネ」「イス」などを挙げている人がいました。「消しゴム」と挙げて「1度作ったものをなかったことにする機構」と拡大解釈している人もいました。履物やメガネは2000年以上前のものだと思いますが、「いかに奇をてらうか」がこのトピックの隠れた命題ではないでしょうか。

そこで僕は「税金」を挙げます。税金とは租税の一種で、「収入の一部を国に支払うシステム」のことです。古くは労働や農作物を税として国に収めていましたが、現在は金銭によって支払われることがほとんどです。個人の1年の所得に対して課せられる「所得税」、遺産を受け継いだ際に課せられる「相続税」、商品やサービスに課せられる「消費税」、たばこや酒は「たばこ税」「酒税」が課せられます。ここに挙げたのはほんの一部で、国税、地方税を合わせるとおよそ50種類にも及びます。日本では「納税の義務」があり、税金を納めないのは法律違反になります。



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中には「税金が高い」と不満を言ったり、納税せずに誤魔化したりする人もいますが、大多数の人が「国」という透明な組織のために税制を受け入れ、順応しています。結果としてこれが国を支えているのですが、買い物をして消費税を払うたびに「俺が国を支えている」と思う人はいないでしょう。大人も子どもも関係なく、皆当然のように税金を支払っています。自分やごく身近な人のためだけでなく、社会や未来といった遠くまで見通せる視野を持った人間だからこそ成り立つ制度と言えるでしょう。

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